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熊本熊的日常

日常生活についての雑記

雪が降っています

2011年02月09日 | Weblog
勤めを終えて職場を出るときは雨だったのだが、山手線外回りの最終電車に乗る頃には雪に変わった。巣鴨に着くと駐車している車に薄っすらと積もっている。このまま降り続ければ夜が明ける時分にはけっこうな積雪になっているのだろう。

いつ死んでも不思議でないような年齢になっても、雪が降るとなんとなく嬉しい。子供が小さい頃、朝、雪が積もっていて、子供が幼稚園に出かけるまで一緒に雪遊びをしていた。どうせ交通が乱れているだろうと高をくくって、家の前の路地で雪だるまを作ったり、かまくらのようなものを作ってみたりして、十分に雪を堪能してから出勤すると、なぜか皆、何事も無かったかのように出勤していたりする。悪びれもせずに
「子供と雪で遊んでから来ました。滅多に積もりませんから。」
などと周囲に遅刻の言い訳をしても、誰も気にも留めないものだ。ただ、その時、社外から研修で来ていた保険会社の人が驚いて、後々まで会話のネタにされた。

「雪で遅刻する、ってのは珍しくもなんともありませんけどね、子供と遊んでいて遅刻するっていう人は初めて見ました。」
などと大袈裟に感心してみせる。
「カミサンに、こんな人がいる、って言ったら、『あなたも見習いなさい』って言われちゃいましたよ。」

ちょっとしたことで人から見習われるような人になれるものなのだ。

その子供は今や雪など喜ぶことはないのだろう。先日会ったときに、雪が降ると学校の最寄駅近くの歩道橋が滑りやすくなって怖い、というようなことを言っていた。確かに、あの歩道橋は中途半端に太鼓橋のような形をしていて普段でも歩きにくい。

歩きにくいと言えば、巣鴨の地蔵通り商店街も、巣鴨駅側の入口から高岩寺のあたりまでの歩道部分がタイル状の舗装になっている。吸水性が無く、雨が降るとすぐに水溜りができる上に滑りやすく、大変危険だ。老人が集まる場所であることを承知していながら、何故このような道路が作られるのか理解に苦しむが、役所がやることというのはそういうことなのだろう。

夜が明けると木工に出かける。巣鴨のあたりは、当然、滑りやすく危険な場所は真っ先に除雪が行われるのだろうが、そういう間抜けな舗装の無い東村山は雪が積もったまま残っている場所が多いのではないだろうか。その雪景色を想像しただけで、なんとはなしに頬が緩んでしまう。