熊本熊的日常

日常生活についての雑記

徹夜のはずだった

2009年02月28日 | Weblog
昨日、ロンドンから送った船便の荷物が届いた。出勤ぎりぎりまで荷解きの作業に追われ、仕事が終わって帰宅してから、荷解きの続きに悪戦苦闘する。今日は子供が遊びに来ることになっていたので、徹夜してでもなんとか片付けてしまいたかった。作業の目処がなんとなく見えてきたとき、既に朝の5時を回っていた。そのまま作業を進めてしまうという選択肢もあったのだが、荷解きごときに無理をして体調を崩すのも間抜けなことである。特に眠いというわけでもなかったが、とりあえず横になることにした。

目が覚めると朝の9時をまわっていた。慌ててPCを開くと子供からメールが入っている。朝10時に最寄駅改札で待ち合わせたいとのこと。既に9時20分。子供に電話を入れたら、もう電車の中だという。急いで身支度をして、駅へと急いだ。

結局、荷解きとその後の片付けは子供に手伝ってもらうことにした。おかげで午前中のうちに一応片付いたと言える状態になった。

今月から裏千家の茶道を習い始めた。教室でご馳走になった茶釜の白湯がとてもおいしかったので、先日、鉄瓶を買ってきた。ちょうど東武百貨店の催事で「WAZA2009」というのがあり、全国の伝統的工芸品が集まっているところがあったので、そこを訪れ、鉄瓶を物色した。鋳物は岩手と山形から出品されており、それぞれのブースに製作を担当した当事者がいたので、実物を前に話を伺い、さんざん迷った末に、使いやすそうだった山形鋳物の鉄瓶を買い求めた。勘定を済ませて商品を受け取るとき、製作した人から「大事に育ててやってください」と言われた。よく鉄瓶は手入れが難しいと言われるが、手の入れ具合で、沸かすお湯の味も変われば鉄瓶の佇まいも変わる。大事に育てて美しくしたいものである。今日はその鉄瓶で湯を沸かして、子供にお茶でもいれてやるつもりだったが、そういうことができるほどには片付かなかった。

来月はまだ無理だが、そのうち子供と薄茶とか濃茶を頂くことができるようにしたいものである。