熊本熊的日常

日常生活についての雑記

家具・家電

2009年02月03日 | Weblog
新居での生活を始めるにあたり、家具や家電製品を調達しなければならない。家具は古道具屋で揃えようかとも思ったのだが、自分の今の動線上にそういう店が無いので億劫になって、勝手知ったる店で当面必要なものを揃えてしまった。問題は家電だ。これもひとつの店で洗濯機、冷蔵庫、電子レンジを買いそろえたのだが、量販店なので品数が豊富である。品数が豊富でも、特徴の乏しいものだと選択に困る。わずか3点の購入に1時間もかかってしまった。

近頃の家電は機能が過剰なものが多い。どういうわけか、機能が基本に絞られているものは小さいことが多い。基本に絞ってしかもそこそこの大きさの製品というのは無い。「通販生活」にはそういう類の商品が紹介されているが、通販というものはあまり好きではない。

冷蔵庫はすぐに決まった。一人暮らしなので大きなものはいらない。必然的に高さが1メール前後の商品に落ちつく。当然、その程度の高さなら、天板の上に何かを置いて使いたいと思う。ところが、多くの商品が丸みを帯びたデザインになっていて、天板が素直に真っ平らというものが殆ど無いのである。

電子レンジを、その平らな冷蔵庫の天板の上に置こうと思った。ロンドンでオーブンに馴染んでしまったので、庫内が広くてオーブン機能を使うときに250度まで温度を設定できるものが欲しかった。そして、冷蔵庫の上に体よく収まるもの、ということになるとやはり機種はある程度限定された。

洗濯機は迷いに迷った。どれも似たり寄ったりで決定的な差別化というもの難しい商品だとは思う。結局、業務用の洗濯機で定評のあるメーカーのものを選んでしまった。業務用で定評があるからといって、家庭用のものが良いとは限らないのだが。

不景気だと言われながらも、新年度を前にして学生や勤め人の移動が増える時期ということもあり、家具を買った店も家電を買った店も週末はたいへんな賑わいである。一昨日も両方の店を訪れて商品を見て歩いたのだが、このときは掃除機を買っただけだった。私は店員の話を聞きながら商品を選ぶのが好きなので、平日昼間の空いているときに、ゆっくりと買い物をすることになる。掃除機の説明をしてくれた人はメーカーの人のようで、商品知識が豊富だった。そのときは見るだけのつもりだったが、説明を聞いていて使ってみたくなり、予算の倍の価格だったが、買ってしまった。自分の身近なものなのに自分が知らないことはたくさんある。そういうことを知るのは愉快なことである。