くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

ベトナムのジェンダー論

2018年10月18日 | Weblog

■開発勉強会があってUNDP国連開発計画でベトナムのジェンダー問題を研究している波多野綾子さんの帰国直前の講演を聞いた。30人くらいの参加者があり、10人くらいが懇親会にさんかした。

講演前にJAICAの人がベトムムの立法過程の支援をしている話を聞いていた。ベトナムも国会議員、地方議員がいて国民の直接選挙で90%台の投票率だそうだ。でも候補者チェックがあって投票も家族がまとめて1人がするなど形だけ。立法も発議の数で評価され、個々の法律の整合性がチェックされずまだまだ形だけのもののようだ。議員は裕福層の子女。能力差のあるおじょうちゃんおぼっちゃんばかりとか。

波多野さんの話で印象に残ったこと。ベトナムの女性の地位は160数カ国中90位くらいで中位。日本は120位ぐらい。政治・経済・教育・保健の分野で評価され日本は保健分野はトップに近いのに政治経済がゼロ!トップはアイスランドで政治経済の評価が高いとのこと。「LGBTI+」という言葉を始めて聞いた。LGBは誰をすきになるか?(レスビアン,ゲイ,バイセクシャル)Transsexal,Intersex.,,[I」って何だの質問が出て,両性器具有者って現実に結構多いのだという話。

ベトナムの定年男60、女55について、ベトナムは伝統的考えがまだ強く男優先感があるという話がでたところで会場から反論!ベトナム女性は働きすぎるから皆早く仕事をやめたがっているので定年差はそれでいいんだという。これには波多野さんも苦笑。実は実際そういうことなので予期していない調査だったのだという。ベトナムでは都市田舎での格差が大きいのではないかという話も出て、実はそうなんだ、ということ。自身も周囲も無知なため病気が治せないと悩み、自殺することも多いとか。本人だけでなく親が苦しむことも多くその親たちの団体もあるとのこと。ベトナムはジェンダー問題に関してはかなりオープンらしく虹色旗をかかげたデモンストレーションHanoiPraideがあるそうだ。

10時になる。皆盛り上がっている中門限のためタクシー呼んでもらって帰った200k。10時30分ジャスト。守衛タンタンは見えない。タクシーはやはりグラブが安い!

 

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