くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

茂木式仕事術

2010年09月20日 | Weblog
■連休最後の日。名古屋でパーティがあるがこの日はゆっくりしようと思った。中国語も復習したいし、、。でも、結局ぼんやりパンディエロたたいて1日終わった感じだ。パンディエロの方は自分でも結構腕が上がったんじゃあないかな、と思えるようになった。でも、このサンバ用楽器ではサルサの曲が叩きにくい。理由は右手の指先、かかとの交互打ちで高速連打する関係上どうしても4拍子の最後の1拍が強くなりサルサのヌルビートがだせないからだ。サルサの変則4拍子は4泊目8拍目がヌルビートになり、むしろ3拍子風な感じになる。どうしたら叩けるか?難しい。

ちょっとうとうとして遅くなった。外出して久しぶりにブックオフで書棚をみるとちょっと目を引くタイトルがあった。「フィルマーの最終定理」「茂木健一郎の仕事術」。フィルマーのほうはちょっと立ち読みってわけにはいかない。

iPhoneアプリのFastFingaがメモを取るには便利だ。iPhne画面を指でなぞって文字入力するのだがけっこう簡単に書ける。立ち読みに音声入力は具合が悪いし、記載ページを写真でコピーする必要もないだろう。茂木自身この本でインターネット接続のあるPCを持ち歩く生活を紹介しているが、もう胸のポケットにiPhone!でこと足りる時代なのだ。1時間半もあれば一冊立ち読みできる。

仕事場にかかわらず、生き生きとした人生を生きるために人間に備わった力がある。創造力、ひらめき、ダイナミックな意識や思考、楽観主義等々を茂木流に解説している本で、「勉強術」「生活術」のシリーズになるらしい。NHK出版の発行である。

「創造性=経験X意欲+準備」であるから創造性は意欲のある高齢者の方が経験の少ない若者にまさることがあるという。経験とは知識・情報というインプットを思考・実行というアウトプットを何度も繰り返すことで形成される。側頭葉のインプットデータである「知識」を前頭葉にアウトプットして始めて使い物になる「知恵」となると理解した。

ひらめきともいうべき能力をセレンディピティ、幸運を掴み取る力、というそうだ。このチャンスをものにする能力こそ毎日の持続的な準備努力に他ならない。準備は創造性の重要な要素だ。そして人間の持つ無意識を耕しさまざまな無意識モードともいうべき能力を呼び出す。そのためには意識的に考える作業だけではなく全く無関係にみえる簡単な動作、ちょっと背伸びをして散歩したり、コーヒー飲んで音楽聞いたり、、、というきっかけが重要。

なるほど。そしてこの「掴み取る」ためには「行動」し「気づき」「受け入れる」ことが必要。何かしないと人との出会いはないし、謙虚に聞ける耳がないと気づかないことがある。そして多少の想定外もこだわりなく受け入れる度量がないと幸運の女神も振り返らないよ!

ダイナミックなレンジでの実践がいい、というのは専門馬鹿じゃあだめだということ。1流のプロは専門外のことも多く極めているものだ。その広がりは大きいほどいい。オレはこっちは得意かな、、。

そして楽観主義が前進するエネルギーになる。お金や具体的な将来の目標みたいなものがなくても、なにか、なんとかなるだろうという「根拠のない自信」みたいなものがあればなんとかなるものだ、ということ。楽観主義は脳の扁桃体と関係があるようで、ウツはここが悪いそうだ。そしてなんといっても「笑い」がいい影響をもたらすようで仕事上のどんな困難も笑って解決するというプロの例が紹介されていた。

とてもなるほどな内容で大事なことだと思った。今日はこれくらいの収穫しかない1日でもあった。

コメント
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