菜花の「かき菜」、掻き取るのが間に合わないほど生育旺盛
熊本地震から3年。16日のNHKテレビ朝のおはよう日本では、南阿蘇村の地獄温泉「清風荘」から中継があった。地獄温泉といえば「すずめの湯」。これまで登山のついでに2度訪ねて宿泊した思い出の温泉だ。熊本地震とその後の豪雨で壊滅的な被害を受けたということを初めて知った。それが3年ぶりに入浴を再開したというニュース。いくら温泉好きといっても、関東から遠い熊本の山深い地獄温泉を2度も訪ねたのはよほど気にいったのだろう。「すずめの湯」は1度目と2度目では微妙に違っていたのを覚えている。
菜園は端境期。いまは仕込みの最中だから収穫はほとんどなく、春キャベツと菜花ぐらいしかない。それでもあれば助かる。
菜花ははじめてつくった。カネコ種苗の「宮内菜」。「かき菜」ともいう。たぶんまずいだろうなと思っていたが、これが意外とうまい。これならいけるとよく食べている。そりゃそうだろう。種苗会社が品種改良して菜花として売っているのだから、まずくはないはずである。次々と花芽が出てくる。きわめて生育旺盛である。「掻き取る」のが間に合わないほどで、「かき菜」といわれるゆえんである。
これまで菜の花といえば山東菜とハクサイの花芽。この二つに比べたら劣るだろうと思っていたのだが、まったくそん色はない。山東菜とハクサイの菜の花とおなじくオリーブオイルで炒めて食べている。
春キャベツと菜花は食べ放題だが、こればかり山盛り食べてばかりいると飽きてくる。これだけでは種類が少なく、野菜不足である。そこに救援者があらわれた。知り合いの農家の方からニラとエシャレットが届いた。ニラだけでも助かるのに、そのうえエシャレットもだ。
ニラは作っていない。もちろん過去には育てていたのだが、普段あまり食べないこともありいつの間にか育てなくなった。たまに食べるとうまい。今回もうまかったので、もっと頂戴と無心した。すると不思議なことがあるもので、ほかの菜園からニラの苗をいただくことになった。タイミングがよすぎる。植えつけて育ててみようかと思っている。
エシャレットはさらにうまかった。清涼感がある。これだって以前は育てていたのだが、いつの間にか姿を消した。もちろん味噌で食べた。あまりにうまいので一気にすべて食べてしまうのが惜しい。すこし残しておこう。けちくさく2日に分けて食べた。
いましばらくは収穫が少なく、種類が限られて野菜不足が続く。