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米澤 穂信 /ボトルネック

2011年04月29日 | 小説

米澤 穂信  著 ボトルネックを読みました。



亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した…はずだった。

ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。

不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。

もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか・・・・。


東尋坊でパラレルワールドに迷い込んでしまうという設定。

そのパラレルワールドでは、自宅には自分の代わりにサキという「姉」が居る。

そして、自分が存在しないことにより、回りの状況が良くなっていた・・・

その変化が自分と姉の違いによってもたらされているという事実を知った時・・・

自分は一体、いままで何をしていたのか・・・。

自分の生きている意味とは・・・。

青春ミステリーと呼ぶにはあまりにも暗い話で読後感は最悪。

『2010年このミステリーがすごい!』で第一位だとか・・・。


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