「おばあちゃんの家」を観ました。
ソウルに住む七歳の少年サンウは、母親と二人で田舎のおばあちゃんの家へ行くことになった。
母親が新しい仕事を見つけるまでの間、会ったことのないおばあちゃんと暮らすことになったのだ。
話すことができず、読み書きもできないおばあちゃんをサンウはバカにし、不便な山の生活に不満をぶちまける。
しかし、おばあちゃんは決して叱らず、サンウの願いを一心に叶えようとする。
都会育ちでわがままな少年が山奥で一人暮らしのおばあちゃんの家に預けられる。
周囲に何もないあばら家で便所は屋外にある・・・
そう言えばHさんの田舎でも幼少の頃は便所が外にありました。
裸電球にボットン便所・・・手が下から出て来そうで、夜、便所へ行くのが怖かった~!!
当然、ゲーム機の電池やケンタッキーフライドチキンを売っている店などある訳がない。
常に不満たらたらで、何かに付けておばあちゃんに八つ当たりするクソガキ
優しさの欠片もないやつです! まったく、こいつは許せんな~!!
そんな孫をただただ黙って優しく暖かく包み込むおばあちゃん。
やがて二人はゆっくり、ゆっくりと心を通わせていきます。
そしてラストは・・・
おばあちゃん役のキムウルブンさんは、実際に撮影された家に住んでいた人だそうです。
そして映画出演はおろか、映画自体も観た事がないずぶの素人でした!
残念ながら今年の4月に老衰で亡くなられました。
享年95歳。
この映画の中で永遠に生きていらっしゃいます。