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吉田 修一/横道世之介

2013年05月19日 | 小説

横道世之介を読みました。



大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。

愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。

友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い…。



自分の学生時代の空気を思い出しつつ読みました。

大学進学のために上京した「横道世之介」18歳の、なんでもない一年間の話。

世之介のどこかのんびりして、でもどこかで一生懸命な生き様と彼と出会った人々の20年後が差し挟まれる構成になっています。

呑気でお気楽な世之介の日常を笑いながら読んでいると、突然、強烈な一発が飛んできます。

え? 何これ・・・

これが彼の物語ではなくて、彼と出会った人々の物語であることに気づくのです。

第7回本屋大賞第3位、柴田錬三郎賞受賞作。

コメント
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