公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は4月6日までに、経済的に困窮する世帯を対象にした中学・高校の入学準備に関するアンケー卜結果を公表した。
高校では保護者の約半数が、パソコンやタブレット端末の購入費用を用意することが難しいと答えた。
文部科学省の「GIGAスタール構想」により、小甲学校には公費で1人1台の端末を配備している。
高校では実現していないため、保護者が全額か一部を負担する地域が多いことが背景にあるとみられる。
アンケートは1月、子ども1200人余りの保護者を対象に実施。
準備費用の用意が難しいものとして春から新高1の保護者の47%が「パソコン、タブレット代」を挙げた。
公費で配布される新中1も17%となっており、家庭での通信費などを含めて回答した可能性がある。
保護者が最も負担が重いと答えたのは中高いずれも制服代で、高1は76%、中1も77%に上った。
通学費は中1の5%に対し、高1は31%だった。
費用の捻出方法は「生活費を削る」が中高とも63%。
親戚や友人、知人、金融機関などから借金する予定の保護者も中高合わせて30%程度いた。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは「高校入学時に苦慮する世帯が多い。 学用品の価格の見直しなどを検討してほしい」と訴えている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます