中国外務省は3月26日、外国人は有効な査証(ビザ)や居留許可証を持っていても、3月28日から中国に入国できなくなると発表した。
世界各地で新型コロナウイルス感染症が急拡大する中、事実上の頑固状態にして外国からのウイルス流入を防ぐ。
日本人の場合は既に観光旅行のビザ免除措置も停止されており、実質的にほとんどの人が中国に渡航できなくなる。
北京時間の3月28日午前0時(日本時間同1時)から適用。
「感染症に対応するために取らざるを得ない臨時の措置」と説明しているが、期限は示していない。
外交官らは対象外となる。貿易や人道支援などで必要な場合はビザを申請できるとしているが、審査基準は不明だ。
ビジネスや留学で中国に長期滞在しようと思っても新たに入国できないため、日本を含む外資系企業の事業展開に大きな支障が出るほか人的交流も滞りそうだ。
新型コロナを受けて日本に一時帰国した多くの中国駐在員や家族も中国に戻れなくなる。
日系企業各社は3月27日、情報収集に追われた。
中国の日系企業では3月末から4月に予定していた新規駐在員の赴任が見通せなくなり、北京の日系商社員は3月27日「朝から情報収集でばたばたした」と話した。
中国政府は最近、国内の感染状況が落ち着きつつあると強調。
湖北省武漢市でも新たな感染者が確認されない日が増えている。
3月27日の政府発表では、本土の感染者数は3月26日に55人増えて計8万1340人、死者は5人増えて計3292人となった。
新たな感染者のうち54人は本土外から上海、北京などに来た人だった。
‘中国民用航空局も3月26日、外国航空各社は中国路線を1社当たり1路線に絞り、運航は週1回に限るよう通知した。
国内の航空各社にも各国との航路を1社当たり1路線までとし、往来は週1回までにするよう求めた。
3月29日から適用し、国際線の便数を最低限に抑え込む。
謝罪の言葉もなく、世界にウィルスを巻き散らかした張本人が行うことか思うとあきれ返る。