宗像大社は3月21日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に昨年登録された沖ノ島での出土品のうち、修復作業を終えた金銅製の琴や馬具など国宝計25点を報道陣に公開した。
代表的なものは「金銅製雛型五弦琴」で長さ約27センチ、幅約7センチ。
7世紀ごろに行われた祭祀のささげ物とみられる。
裏側に亀裂が見つかり、委託業者が検査した上で、補強を施した。
宗像大社は、2015年度から10年かけて劣化が激しい出土品の修復を進めている。
2017年度までの3年間で275点の作業が完了。
修復後の亀裂などを抑えるため、シリコーンで型取りした専用台も制作した。