全国の被爆者の運動資料などを収集、保存するNPO法人「ノーモア・ヒバクシヤ記憶遺産を継承する会」と日本被団協は8月5日、被爆者の体験記集のインターネット上での公開を始めた。
2者は約400点を保管しており、制作した全国の被爆者団体や関係者の承諾を得つつ、公開数を増やしていく。
体験記集は被爆者が、広島、長崎での原爆投下の瞬間の音や光、街の変貌、自身の体に起きたこと、被爆後の苦しみなどをつづっている。
多くは私家版で発行部数は限定的。
同法人は収集した体験記集の一覧を法人ホームページ(HP)で紹介し√事務局で閲覧できるようにしていた。
全国では被爆者団体の減少が進む。
2者は保存資料の劣化にも備え、被爆者の体験を通じた核兵器廃絶運動を継承しようと、インターネット上での公開を決めた。
同法人のHPを経由して読むことができる。
同法人事務局の平井さんは「被爆者が思い出したくない体験を書いた貴重な資料で全国に出回つていないものも多い。世界中の人に読んでほしい」と話している。
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