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ひきこもりの人 強制入院は違法 病院に賠償命令

2023年09月23日 | 社会

ひきこもりの人の自立支援をうたう民間業者に無理やり自宅から連れ出され、精神科「成仁病院」に50日間の強制入院となった関東地方在住の30代男性が病院側に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は9月21日、指定医の診察がないなど入院は違法として、308万円の支払いを命じた東京地裁判決を支持し、病院側の控訴を棄却した。

こうした業者は「引き出し屋」と呼ばれ、精神科医療との不透明な関係も指摘されている。

男性の代理人を務めた宇都宮健児弁護士は「同じように本人の意向を無視して自宅から連れ出され、強制入院となっている人がいるのではないか。 国や行政がチェックする体制が必要だ」と話した。

一審判決などによると、男性は2018年5月、民間業者「クリアアンサー」の施設に監禁された後、成仁病院に連れて行かれた。

母親の同意で6月末まで医療保護入院となり、身体拘束も受けた。

医療保護入院は精神保健指定医の診察が必要だが、カルテの記録から指定外の医師が行つたと判断。

男性には精神障害もなかったと結論づけた。

さらに男性の診療情報を病院がクリアアンサーに漏らしたこともフライバシーの侵害だとした。

判決後、記者会見した男性は「やってもいない診察をでっち上げ、病院と親族の思惑が一致すれば、誰でも精神障害者にされてしまう実態を知ってもらいたい」と訴えた。

昔から、悪徳業者や引きこもりを理解できない医者が絶えない。

引きこもりは、すべて精神障害が原因ではないことをよく周知することが重要だ。


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