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日高町が夏の観光PRへ力注ぐ 温泉館や海水浴場を売り込む 〈2019年6月27日〉

2019年06月27日 08時30分00秒 | 記事

紀伊水道や漁港風景を楽しみながら入浴できる温泉館


  日高町は30日、湯浅御坊道路の吉備・湯浅パーキングエリア(上り線)で町内の夏の観光をPRする。これまで高速道路で見ると、印南サービスエリアでの売り込みはあったが、有田地方では初めて。産湯海水浴場の海開きを7月6日に控え、同浴場とともに温泉館「海の里」みちしおの湯や産品などをアピールする。

 町は温泉館の入館者減歯止めへさらなる力を入れるため、4月から町や日高振興局、関係団体との話し合いを開始。来館時の細かなアンケート・リサーチでターゲットの絞り込み、ニーズ把握による改善に取り組みたい考えにしており、関連して海開き前に重点を置き、県内高速道路サービスエリアでのPRを検討していた。
 吉備・湯浅パーキングエリアは有田地方の優先的な出店だったのを昨年12月から他地域でも無料出店できるようにしたことから、町は新たな観光客誘致へ、これまでとは違う地域での宣伝活動を展開しようと、今回の売り込みを計画。
 7月6日は午前9時から松本秀司町長のあいさつやゲート前でのテープカットなどの海開き式と、海水浴期間中の13日と8月3日に宝探しイベントを催すため、そのチラシや温泉館のパンフレット、同館食堂部「みちしお亭」の夏のおすすめメニューを盛り込んだチラシを配るほか、日高元気塾のなた豆茶、なた豆あめ、地元野菜、比井崎漁協のアジやサバの干物、ひじき、てんぐさなどの物産販売もする。
 子ども用にクエ太郎シール、なた豆あめの無料配布や、日高町のゆるキャラ「クエ太郎」も出演予定で盛り上げる。町担当者は「悪天候の場合はイベントを中止することもあるが、できるだけ振興に努めたい。産湯海水浴場や温泉館は町の主要な観光スポットで夏が一番の行楽の時季。このPRが良ければ、秋の行楽シーズン前にも誘客に努めるイベントを開催できれば」と話している。


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