紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊小北校舎に紀中地域初のファミサポセンター10日開所 〈2017年10月5日〉

2017年10月06日 08時30分00秒 | 記事

センター事務室で準備に当たるアドバイザー


 御坊市は、子育て支援の拠点として10日に御坊小学校北校舎に紀中地域初のファミリー・サポート・センター(子育て家庭応援事業)を開設する。子育てをサポートしてほしい人(利用会員)に、支援できる人(スタッフ会員)を紹介する事業で、県下では7カ所目となる。スタッフ会員、利用会員とも募集中で、今年度末で両会員あわせて100人を目標に登録を呼びかけている。 

 サービスの利用会員とスタッフ会員を募り、サポートセンターが仲介し、地域で子育てを支援する仕組みで(1)保育施設や習い事の送迎(2)残業時のお迎えと預かり(3)発熱時のお迎えと受診(4)病児の預かり(5)ちょっとした息抜き-などを有料で支援する。御坊小北校舎1階の工作室と工作準備室の2部屋をセンターの事務室、保育ルーム(トイレ、調理スペース完備)として改修した。
 運営は県内で実績のあるNPO法人Com子育て環境デザインルーム=松本千賀子理事長、白浜町=に委託し、松本理事長ら4人がアドバイザーとして運営に携わる。10日午前10時から開所式を行い、米倉守・市民福祉部長、松本理事長があいさつし、センターの看板を掲げる。3日現在でスタッフ会員は37人、利用会員は10世帯、スタッフ・利用の両方会員が2人。
 利用会員の対象はゼロ歳から12歳までの子どもがいる家庭。登録無料。入会後に会員証を発行する。支援料は基本時間帯(午前7時~午後8時)が子ども一人につき1時間当たり600円。病児・病後児・急な預かりは1時間当たり800円。ひとり親家庭の利用補助制度もある。利用時は事前打ち合わせがあり、子ども同席で利用会員とスタッフ会員が顔合わせし、サポートが必要な時にセンターか、打ち合わせしたスタッフ会員に依頼する流れ。
 スタッフ会員の研修会は今月26日、11月1日、9日、18日、25日、28日。いずれも市福祉センターで午前10時から。対象は一時保育経験者や保育士、看護師、ヘルパーなどの有資格者。または、子育て経験のある人。定員は先着30人。参加費は1000円(資料代)。支援には全講座受講が原則だが、一部受講や再受講も可能。問い合わせは市社会福祉課(電話23・5508)へ。
 
体験会参加者募集
10~13日の4日間
 開所にあわせて10日から13日まで「ファミサポ体験会」を開き、保育ルームで無料で子供を預かる。対象はゼロ歳児から小学6年生まで。
 一日につき午前(10時~正午、弁当持参)2人、午後(1時~3時、おやつ持参)2人を募集。事前予約、先着順、要利用会員登録。
 申し込みは同センター「そらまめサポート」(電話20・9012)で受け付けている。


その他の主なニュース

 日高町比井の「岬旅館」で関西初の最新鋭乗合船進水式

 日高川町観光協会が第8回フォトコンテスト募集開始

 管内最大規模の御坊祭始まる

 衆院選3区の楠本文郎氏(共新)が田辺市で事務所開き