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印南祭川渡御多くの見物客らでにぎわう 〈2017年10月4日〉

2017年10月04日 08時30分00秒 | 記事

見物客らを楽しませた屋台の川渡御


 日高地方の秋祭りトップを切って2日に行われた印南町の山口、印南両八幡神社祭礼「印南祭」は、雨が断続的に降り続く中、午後から印南川を屋台や御輿が渡る全国でも珍しい川渡御があり、多くの見物客でにぎわった。5日には日高地方最大の御坊祭が行われるなど日高路は初秋とともに秋祭りシーズンを迎える。

 印南八幡神社祭礼は午後から4つの屋台と御輿が道中を練り歩いたあと、2時30分すぎからメーンの川渡御が始まり、のぼりに続いて若中らが担ぐ光川、東山口、宇杉、本郷の屋台と御輿が次々に印南川に入った。若中らは川の中で屋台を競り合うなどしながら時間をかけて対岸へと渡った。その勇姿を収めようとアマチュアカメラマンも多く詰めかけ、しきりにシャッターを切り、雨の中、傘を差して見守った見物客も勇壮な川渡御を楽しんだ。漁港内の御旅所では県無形文化財の天狗と鬼、獅子舞が太鼓や笛の音が一切ない無音で舞う東山口の重箱獅子や各区の獅子舞も奉納した。
 山口八幡神社祭礼は午後、西山口の屋台も加わり、印定寺から御坊市名田町の野島、上野、楠井、印南町の津井、浜、地方の7台の屋台と御輿が狭い町中の道中をせり合いながら印南漁港のお旅所まで練り歩いた。御旅所で地方区の雑賀踊り(ケンケン踊り)や野島、上野の奴踊り、楠井の耕作立願踊りに続いて各地区の獅子舞が一斉に奉納された。


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