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県議選御坊市区・後半戦へ 両陣営、票の上積みに総力 〈2023年4月5日〉

2023年04月05日 08時30分00秒 | 記事


親子で自転車に乗り、有権者にアピール

狭い町中は徒歩でハンドマイクでアピール


 県議選は、早くも後半戦に突入。注目の御坊市選挙区(定数1)は、自民党前職の中村裕一氏(63)=熊野、当選8回=、共産党現職の楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋、当選1回=の両陣営が激しい選挙戦を展開し、互いに譲らず横一線の攻防を繰り広げていると見られる。保守票、浮動票の動向が鍵を握っており、1票でも多い票の上積みに総力を上げている。

 中村陣営 告示以降、中村氏はできるだけ多くの地域に足を運び、一人でも多くの有権者と接することを基本に東奔西走。2日は長男と親子で自転車に乗り、中町、本町商店街を北上したあと、国道を南下。夕方には薗地区決起集会が開かれ、同僚県議や市議の応援を受け、政策を訴えた。3日以降も各地域に足を運び、各所で街頭演説や集会も行っている。最終日は市内30カ所以上を回り、街頭演説を行う予定。
 街頭演説などで中村氏は「御坊は南海地震、人口減の危機に直面している。この危機を克服することが私の使命。子どもたちが胸を張って誇れるふるさとにしたい。そのためには言うだけでなく、政策を実現させないといけない。私には市長をはじめ市議会、県議会に多くの仲間がいる。二階先生、鶴保先生、世耕先生とはいつでも話ができ、知事にも堂々と要望できる。力をあわせれば皆さんの夢や希望、思いを実現できる。私に任せて下さい」と実績、実行力、国や県とのパイプの強みをアピールしながら「相手の姿が見えてきた。今度こそ勝たせて下さい。助けて下さい」と訴えている。
 楠本陣営 告示後、連日約20カ所で街頭演説。狭い町中ではハンドマイクを持って徒歩で街宣活動を展開している。選挙サンデーとなった2日は、黄色のジャンパーに身を包んだ女性の会メンバーが市内スーパー前3カ所でスタンディングアピールを行うなど幅広い層へ支持を呼びかけた。5日以降も各地で県政への熱い思いや政策を訴え、最終日は区内全域をめぐり街頭演説、支持・支援に全力を注ぐ。
 楠本氏は街頭で「“現場の声を届ける”が議員としての出発点。県議になってからもその姿勢で取り組んだ結果、県からの市への補助金が増えた」と強調。「人口減少問題は大きなテーマで総論を出せるかが議員の資質。対策として、若者世代が子どもを生み育てられるよう第一次産業を育て勤労の場確保と収入アップを図り、空き家対策も兼ねて住環境を整備するというのが私の考え。医療費の県負担を高校卒業まで拡充し、国・県・市分担で学校給食を無償化にする。子育てに希望を持てる方向性を要求していく」と力説。「続けて県議をやらせて下さい。1票ずつ積み重ね当選させて下さい。皆さんのお力添えお願いします」と訴えた。


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