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御坊市長選、柏木征夫(現職)二階俊樹(新人)両氏一騎打ち 〈2016年3月13日〉

2016年03月14日 08時30分00秒 | 記事

 5月15日告示、22日投開票の御坊市長選(任期満了6月10日)は、7選を目指す現職の柏木征夫市長(75)=保守系無所属・当選6回、薗=と、二階俊博自民党総務会長の長男で政策担当秘書の新人、二階俊樹氏(50)=無所属、自民県連・公明県本部推薦、島=の一騎打ちが確定的となり、保守を二分した前哨戦が本格的にスタート。両陣営ともに「一人でも多くの人と会いたい」と「草の根運動」で支持拡大に全力を挙げる方針。二階総務会長のもとでともに活動してきた両陣営の「がちんこ勝負」だけに激戦が予想され、市民の関心も高まっている。
 
 柏木市長は去る9日の市議会一般質問で「より一層自分に厳しく、積み重ねてきた経験や知識を生かし、初心に帰り御坊市発展のために全力を尽くし、皆様方の期待に応えられるよう更なる努力を重ねたい」と7選出馬を表明。「ぶれない、かたよらない、いばらない」を政治信条に「安心、安全、安定」をキーワードに第4次総合計画に基づき「住んでいてよかったと実感できるまち」をめざす。
 柏木陣営は「これまで動けなかったので出遅れている。これから巻き返しを図りたい」とし、3月下旬に公約を発表、4月初旬に後援会事務所を開設する。過去の選挙戦では地区別に市政報告会を開いたが、今回は「できるだけ多くの人に会って話を聞くのが基本。一個所に集まってもらうのではなく、こちらからいろんな所に出向きたい」とし、ミニ集会を重ねるなど「静かに潜行した草の根運動」で支持拡大を図る。
 二階氏は2月18日に「子どもたちの将来のために私たち大人が責任を果たさなければいけない。ふるさと御坊を元気あふれるまちにしたい」と出馬を表明。20年間の秘書経験等を生かし「人口減少対策」「雇用対策」「優しい街づくり」「防災対策」を政策の4本柱に掲げ、御坊市の力の強化や他の自治体との連携、国・県との太いパイプ、トップセールス、他所に負けない政策推進などを訴える。
 二階陣営は島の新風会御坊事務所内に後援会事務所を開設し、推薦団体等の応援を得ながら市内各所を回っている。「どこに行っても若い俊樹氏に期待する声を多くいただいている。今はできるだけ大勢の人に会って話をし、市民の皆さんの声を聞かせていただくことが一番大事。市民の皆さんと一緒に市政をつくっていきたい」とし、ミニ集会を開くなど「おやじ譲りの草の根運動」(二階氏)で支持拡大を図る考え。


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