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中国大連市から友好大使第一陣50人が日高高校で交流へ 〈2015年10月27日〉

2015年10月27日 08時30分00秒 | 記事

5月に大連第16中で行った姉妹校締結調印式


 自民党の二階俊博総務会長(76)=御坊市島、当選11回、志帥会(二階派)会長=が、今年5月の訪中時に提案した中国の青少年500人を日本に招待するプランが実現した。外務省主催の「中国高校生友好交流大使500人訪日団」(仮称)として行われ、その第一陣100人が11月1日に訪日し、和歌山県と山梨県に分かれて訪問。県内は日高高校が5月に姉妹校締結した大連市の大連第16中学校生徒50人が来坊し、日高高校で交流事業などを行い、両国の友好親善に努める。

 今回の訪日団は、二階会長が3000人を率いて今年5月に行った「日中観光文化交流団」の中で中国側に提案していたもの。習近平国家主席が出席して北京市の人民大会堂で行われた「日中観光文化交流の夕べ」の席上、二階会長が東日本大震災後に中国が被災地の子ども500人を海南島に招待したことを紹介し、そのお礼を兼ねた青少年交流の一環として「あの時と同じように500人の皆さんを我が国にご招待して、子ども達による日中友好の実を上げたい」と呼びかけ、日中双方で協議し実現した。
 外務省主催の「中国高校生友好交流大使500人訪日団」として実施。第一陣100人が11月1日に来日し、50人ずつが和歌山と山梨に分かれて交流事業を行う。県内には5月の訪中時に日高高校と姉妹校締結した大連第16中学校の生徒50人が訪問し、3日から5日まで日高地方を訪れ、印南町でホームステイしながら日高高校で交流事業などを行う。両校にとって締結後、初の交流事業。
 1日夜に来日し、2日は東京でオリエンテーション、都内参観、日中友好会館主催歓迎会、3日は和歌山に移動し、湯浅町の重要伝統的建造物郡保存地区などを見学し、印南町でホームステイ。4日は広川町の稲村の火の館を見学。日高高校で昼食し、歓迎会、アジア・オセアニア高校生フォーラム分科会(参加は代表1人)、ウエルカムパーティーなど。5日は道成寺などを訪れ、6日は東京に戻り、7日に帰路につく。
 大連第16中学校は公立校で中学生と高校生1500人が学び、日本語学科で日本語を勉強している生徒も多く、中国国内でも有数の進学校。5月の訪中団にあわせて姉妹校締結式を行い二階会長をはじめ、日高高校の上田優人校長、生徒会代表の稲葉真実さん(3年)ら生徒7人が出席し、調印を済ませ、生徒は日本語や英語の授業を見学し、体育の授業に参加して生徒間で交流を深めた。


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