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御坊市議会閉会、議員定数2削減否決 年明け選挙へ 〈2022年12月15日〉

2022年12月15日 08時30分00秒 | 記事


起立(賛成)4人で削減案は否決


 1月15日告示、22日投開票の御坊市議選(定数14)を目前に控えたサヨナラ議会(12月定例議会)は14日に閉会。上程議案14件、追加議案5件などを原案通り可決したあと、定数を2削減する条例改正案が議員提案され、採決の結果、賛成4人、反対8人の反対多数で否決となり、年明けの選挙戦は定数14で行うことが確定した。現職3人が引退するのに対し、新人の名乗りは1人だけと低調。近く表明すると見られる新人1人を加えても定数に1人不足しており、市政史上初の無投票の可能性も残る。

 定数削減は、4年前の12月議会にも提案され、賛成5人、反対7人の反対多数で否決された。改選後の臨時議会で議員定数等調査特別委員会が設置され、約2年間、市民アンケート調査を行ったり、委員に聞き取り調査を行うなど議論を重ねた。令和2年11月の特別委員会で委員の最終意思を確認した結果、委員長除き5人が2削減に賛成することを表明した。
 特別委員会で賛成した議員有志で14日の本会議に2削減案を提案。提案者の西本和明議員が提案理由を説明。討論で山本清司、小川春美両議員が反対討論、山田勝人議員が賛成討論を行い、採決の結果、小池佐左夫議長、欠席の向井孝行議員を除き、起立(賛成)したのは西本和明、平井俊哉、山田勝人、松本隆史各議員の4人。山本清司、村上宗隆、田中数将、宮路雅仁、松屋久紀、芝田学、田端卓司、小川春美各議員の8人は起立せず、反対多数で否決され、年明けの選挙戦はこれまで同様、定数14で行われることが決まった。
 選挙戦に向けては現職の田端、西本、平井各議員が引退を表明。他の11人は続投、うち1人が来春県議選への転身意向を示している。新人は楠本香織さん(41)=塩屋町南塩屋=が出馬表明済み。元国会議員秘書の男性が近く立候補を表明すると見られ、この男性を加えても定数に1人足らないが、過去2回の選挙戦に立候補した新人らのうわさもある。
 前回も無投票ムードが漂っていたが、告示直前に新人2人が立候補表明したことで選挙戦に突入。今回も告示直前まで予断は許さず、まずは21日に市役所で行う立候補予定者説明会が注目される。


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