紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

高校再編整備計画骨子案発表 県立32校「可能な限り存続」 県内11エリアに地域中核校 〈2021年2月11日〉

2021年02月11日 08時30分00秒 | 記事


日高高校

紀央館高校

南部高校


 県立高校再編で県教育委員会は9日、「県立高校再編整備計画・実施プログラム(仮称)」の骨子案を発表した。骨子案では基本的な考え方として「現在32校ある県立高校を充実させ、可能な限り存続」、「自宅から通学可能な所に多様性と活力のある高校を確保」、「特色を有し、質の高い学びを保障する高校整備」の3点を盛り込んだが、再編後の学校数は示さなかった。再編は3~4年後から始まり、15年後までに終える見込み。

 県立高校の再編整備を巡っては、有識者会議「きのく教育審議会」が昨年8月、今後15年間の方向性をとりまとめ県教委に答申した。内容は現在29校ある県立全日制高校を20校程度とするもの。県教委は当初、青写真となるプログラム案を昨年中につくり、意見公募の上で今年3月までにプログラムを策定する予定だったが、各地で開かれた説明懇談会での意見を受けスケジュールを延期した。
 骨子案は、宮崎泉教育長らが記者会見で発表した。骨子案では今後15年間で現在32ある県立高校の再編について示している。将来像として県内を紀北3エリア、和歌山市2エリア、紀中3エリア、紀南3エリアの計11エリアに分けて、高校教育の拠点となる「地域中核高校」を各エリアに1校ずつ配置。1学年6学級240人規模をめざす。ほか、地域のニーズや特色に応える「地域特性高校」を3校~6校程度、特色ある教育活動を行う「特任高校」を2校程度、各職業系専門学科の拠点校となる「専門高校」を3校~5校程度、複数の職業系専門教育を総合的に展開する「総合専門高校」を2校程度、総合学科の拠点校となる「総合学科高校」を1校~2校程度、「定時制・通信制拠点高校」を3校を整備する。これによると、25校~31校程度となる。
 県教委は、骨子案の説明懇談会をこの日の夜から和歌山市の県民文化会館を皮切りに開催した。20日までに県内15会場で開き、日高地方では11日午後1時からみなべ町保健福祉センター、13日午後1時から御坊商工会館で。骨子案を基に説明懇談会での県民の意見や要望を反映してプログラム案を策定。意見公募を経て来年度の早い時期にプログラムを策定したい考え。


 その他の主なニュース

 御坊市役所市民課窓口で花文字レリーフ展示

クヌッセン機関長命日に町長ら献花

管内7市町誘致協設立、 4月から窓口一元化

21日 健診センターキタデ 乳がん検査実施

 

この記事についてブログを書く
« 県高校ソフトテニスシングル... | トップ | 全国市町村初 御坊市任命 ... »
最新の画像もっと見る