任期満了(令和2年2月23日)に伴い2月4日告示、9日に投票(即日開票)が行われる印南町長選挙まで2カ月。町長選と併せて町議の補欠(定員1人)選挙も行われるが、4日に新人の木村栄一氏(62)=島田=が出馬を表明した。若手男性も出馬を検討しており、選挙戦が濃厚だ。熱を帯びてきた補欠選挙だが、一方の町長選は3選出馬を表明している現職の日裏勝己氏(68)=皆瀬川、2期目=の他に動きはなく、平成9年以来の無投票の公算が大きくなっている。
町議補欠選挙に出馬表明したのは木村氏が初めて。4日に自宅で記者会見した木村氏は、以前から「選挙に出てみたら」との声をいただいていて、自分も興味がありチャンスがあれば出馬しようと思っていたとし「印南町は全国の地方の町が抱えている第一次産業の衰退、人口減少、高齢化など多くの問題を抱えている。農林水産業の振興、災害に強いまちづくりの推進に向けて町と住民の間に立ち、将来にわたり町が発展できるよう、いろんな人の意見を聞いたり、全国の自治体で成功している政策を参考に、印南町で実践できるものを提案していきたい。印南町の明るい未来になるよう尽力したい」と意欲的に話した。木村氏は元印南中校長。昨年、定年退職後、農業や漁業に従事。紀州日高漁協代表監事、近畿地区公立中学校修学旅行委員会顧問を務めている。
町選挙管理委員会(楠本勝彦委員長)は町長選挙と町議補欠選挙の立候補予定者説明会を1月10日午後1時30分から、町役場3階大会議室で開く。
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