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日高川町長選 久留米啓史氏(現職)独走、ゴールへ 住み良い町の実現に再選意欲 無風の告示、午後5時の当確待つ 〈2021年5月12日〉

2021年05月12日 08時30分00秒 | 記事


支持者ら約100人を前に第一声を放つ久留米候補


 任期満了(5月28日)に伴う日高川町長選挙が11日に告示され、現職の久留米啓史氏(65)=江川・無所属=だけが立候補。正午までに久留米氏以外に立候補者がないまま午後5時の届け出締め切りを待った。対立候補者が現れなければ、2回連続の無投票での再選となる。5月10日時点の有権者数は8169人(男性3829・女性4340)。川辺地区5294人、中津地区1565人、美山地区1310人。

 久留米陣営は、午前8時30分に立候補の届け出を済ませたあと、役場本庁前の事務所で第一声。コロナ禍で来所の自粛を呼びかける中で地元選出の県議や国会議員秘書、町議など支援者約100人が駆けつけた。
 三村康雄後援会長が「コロナ対応で人の少ない出発式となったが、見えないところで多くの人たちが応援してくれているはず。久留米氏は、住み良い元気で活気あふれる日高川町にするために頑張ってくれると思う。皆様の協力で再選できるようよろしくお願いします」と支援を呼びかけた。
 来賓の激励なども自粛し、紹介のあと久留米氏が第一声。「早くも4年が経ち、初めてのことで不安でいっぱいだったが、皆さんのご声援のおかげでやってこられた。住民にとって何が良いかを一番に考えて町にとってベストだと思うことをさせて頂いた。まだまだ足りない部分も多く、もう1期引き続いてお任せ頂き、皆さんのことを中心に考えた施策を実行させて頂く」と2期目に意欲を語った。
 合併から16年になり、久留米氏は「合併当時からの歴代町長が取り組んだ施策が実を結び、町はずいぶん良くなったと感じている。それも住民の皆さんが力を合わせて協力して頂いた結果。これからも行政に関心を持って力を合わせて頂ければもっと良くなる。4年前に人口維持の推進、住民に優しい行政、産業振興、防災対策、行財政改革を進め健全な財政運営を図る-の5つの政策目標を掲げて真剣に取り組んできた。4年間で達成できる目標ではなく、2期目も踏襲して推し進めたい」。具体的な施策では「湯浅御坊道路の4車線化や、川辺ICがフル化され、京阪神から多くの人に来て頂くためには魅力ある何かが必要。南山陸上競技場やかわべテニスドームの注目は抜群で、広い町に効果を広げるために他には負けない豊かな自然と歴史、文化を融合させた魅力あるものを住民の皆さんとともに考えて取り組んでいきたい」と語った。
 久留米氏は車に乗り込み、最上流の寒川地内に向かって街宣に出発。美山から中津地区を回って中津、美山両支所付近で演説したあと、午後は川辺全域を回って支援を訴え、午後5時の立候補届け出の締め切りを待った。


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