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御坊市観光協会 30周年記念で「宮子姫聖地化」 探訪ツアーや美体験、八幡山整備 〈2022年5月27日〉

2022年05月27日 08時30分00秒 | 記事


宮子姫聖地化へ(写真は2019年の宮子姫ゆかりの地めぐり=吉田八幡神社)


 御坊市観光協会(高垣太郎会長)は25日、市内の「日高川味処」で令和4年度総会を行い、事業計画や予算等を承認。創立30周年記念事業で宮子姫聖地化プロジェクトを進め、宮子姫のストーリーを中心とした魅力的なツアーや観光コンテンツを開発するとともに八幡山など関連スポットの整備も行い、日本のシンデレラ「宮子姫」を全国に売り出していくほか、記念グッズ制作、みーやちゃんカルタ大会などさまざな記念事業を実施する。

 観光協会は宮子姫をシンボルマークに市と連携しながら各種事業を行っているが、全国的に知名度は低く、その魅力的なストーリーやキャラクターを観光に生かし切れていないことから昨年度から「日本のシンデレラ宮子姫ブラッシュアップ事業」として観光PR大使「みーやちゃん」の人形製作やフォトコンテスト、塗り絵コンテストを行い、SNSで知名度アップ、魅力発信に努めている。
 今年度は30周年記念事業で「宮子姫聖地化プロジェクト」に取り組む。日本のシンデレラ「宮子姫」をテーマに観光協会をはじめ、道成寺や吉田八幡神社など関連寺社、地元保存会でプロジェクトチームをつくり、宮子姫のストーリーを中心とした魅力的なツアーや観光コンテンツを開発。
 宮子姫生誕の地の「九海士の里」や道成寺、吉田八幡神社などを訪れる宮子姫伝説探訪ツアーのほか、宮子姫にちなんだ「美髪」「美味」「美景」など「美」にまつわるスペシャルな体験を楽しめる「日本のシンデレラ『美』体験プログラム」などを考えている。吉田八幡神社や公園がある八幡山など関連スポットの整備も行い、聖地化に向けた環境を整える。
 このほか、みーやちゃんのイラストを入れてリニューアルした「市のカルタ」を活用し、子どもら市民が参加した「みーやちゃんカルタ大会」を来年1月に予定。30周年記念式典は行わないが、代わりに「キャンピングカーの聖地」として売り出している野口オートキャンプ場で30周年記念会員交流パーティー(会員大会)を夏に行い、子どもが楽しめるアユのつかみ取り、たき火体験などを実施する。
 みーやちゃんフォトコンテスト、ぬりえコンテストを継続するほか、毎年好評のガーデニング教室は30周年記念でバージョンアップさせる。市と共催の「宮子姫こどもまつり」は6月5日に御坊総合運動公園で初開催し、ゴールデンウィークからニシキゴイ約70匹が泳ぐ日高港Sioトープで「鯉祭り」を実施している。


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