紅白のバルーンを手に、籔内町長らと初めて令和新橋を渡る和田・松原両小1年生
西川に架かる令和新橋
ロマンシティ御坊店西、上田井から吉原を直線でつなぐ美浜町道吉原上田井線は8日正午に開通、供用を開始した。それに先立ち同日午前10時から、同線の西川に架かる橋「令和新橋」で渡り初めイベント。雨風で荒れた朝が嘘のようなやわらかな陽光の下、町のこれからを担う和田・松原両小学校の1年生41人が、籔内美和子町長や塩崎善彦教育長、谷重幸町議会議長らといっしょに橋を渡り、バルーンリリースをして開通を祝った。
はじめに籔内町長は、末広がりの「八」の日に令和新橋の渡り初めができることを喜び、吉原側の橋のたもとに集まった1年生に「今日はおめでたいことに、令和新橋の渡り初めです。みなさんに初めてこの橋を渡ってもらいます。『僕たち私たちが一番最初に渡った橋なんや』と思って、この橋を大切にしてください」と語りかけた。
両手を1年生とつないだ籔内町長が列を先導するかたちで、上田井側へと渡り初め。橋の中央で1年生らが紅白のバルーンを放つと、バルーンは空高く舞い上がり、祝賀ムードは最高潮に達した。
同線は、全長約300メートル。平成23年度から測量設計を進め、25年9月に着工。橋は28年度から工事に取り掛かり、昨年度末、長年に渡った工事がようやく完了した。
「令和新橋」との橋の名称には、これからの時代を象徴する新元号「令和」を引用。「新」の字には、新しい元号とともに完成したこの橋が、希望に満ちあふれた新しい時代への架け橋となるように、との思いが込められている。橋名板は、吉原側の「西川」の文字を田端凛月さん(松原小3年)、「令和新橋」を谷口咲樹さん(同5年)、上田井側の「れいわしんばし」と「令和元年九月竣工」は元上田井区長の田端正幸さんが揮毫した。
用地取得から設計、工事を含めた総工費は約7億円で、国からの補助率は約60%。うち橋にかかった費用は4億5千万円。
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