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第6回顕彰祭「宮子姫行列」時代絵巻に歓声 〈2016年10月25日〉

2016年10月25日 08時30分00秒 | 記事

笑顔をふりまく第5代宮子姫の堀内友里加さん


 御坊市の宮子姫顕彰会(会長・吉田擴御坊商工会議所会頭)は23日、吉田八幡神社秋季祭礼「吉田祭」にあわせて今年で6回目となる「宮子姫時代行列」を行った。御坊商工会議所等が選定した第5代宮子姫の堀内友里加さん(26)=由良町門前、JA紀州由良支店=が地元の大成中生徒ら総勢20人と道成寺から吉田八幡神社までの約1キロを練り歩き「宮子姫生誕の地」をアピールし、沿道に集まった地域住民や観光客から声援を受けた。

 道成寺境内で行ったオープニングセレモニーで吉田会長が宮子姫を紹介し「今年で6回目となる時代行列を大いに楽しんで下さい」とあいさつ。約1300年前の天平時代(奈良時代後期)の衣装を着た堀内さん、藤原不比等役の佐藤公昭・御坊商工会議所専務理事、紀道成役の塩路泰弘・同事務局長、男官、女官役の大成中生徒らキャスト、宮子姫のキャラクター「みーやちゃん」が記念撮影し、本堂を参拝した。
 その後、吉田会長の先導で境内を出発。山門の石段下で堀内さんが高さ約2メートルのだんじりに乗り、男官役の男子生徒が引っ張り、その前に女官役の女子生徒が並び、門前商店街をゆっくり歩き、沿道の観衆に笑顔をふりまきながら手をふった。観光客も多く「かわいい」「きれい」など歓声が上がり、記念撮影にも気軽に応じた。
 途中で吉田祭の子ども御輿と合流。「わっしょい」と威勢の良いかけ声で御輿をかつぐ子どもたちの後に続き、吉田八幡神社境内まで歩いた。
 前夜祭の提灯ライトアップは、道成寺参道(野手酒店前)から八幡山の九海士王子まで提灯を飾り、22日と23日の2日間、夕方から点灯させた。顕彰会関係者は「多くの人に見に来ていただき、今年も盛況に終わった。今後も宮子姫生誕の地をアピールしていきたい」と話した。
 第5代宮子姫は堀内さんと、吉田美咲さん(22)=美浜町和田、紀陽銀行御坊支店=の2人。この日は堀内さんだけの参加となったが、11月13日に日高港で開く「宮子姫みなとフェスタ2016」には2人揃って参加する。


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