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美浜町フォトコンテストに130点、山口節子さん「朝日を浴びて」大賞 〈2016年10月20日〉

2016年10月20日 08時30分00秒 | 記事

大賞作品「朝日を浴びて」


「美浜町の魅力」をテーマとした第1回フォトコンテスト(美浜町・同商工会共催)の審査結果発表が19日にあり、山口節子さん(69)=美浜町和田=の作品「朝日を浴びて」が大賞に輝いた。応募は、美浜町を中心に、御坊市や和歌山市、有田川町などの41人から130点。煙樹ケ浜や日の岬、御崎神社などを題材とした作品が多かった。森下誠史町長、橋本健治商工会会長、岡本淨文化協会長らが、コンテストのテーマと作品の関連性、写真の構図や仕上がりなどを勘案して審査した。

 山口さんの作品は、平成25年12月5日の午前7時過ぎに、煙樹ケ浜で、沖へとシラス漁に向かう漁船を写したもの。冷たく澄んだ空気に朝もやのかかるなか、朝日を浴びて漁に向かう船と漁師たちを、海上に浮かび上がるように美しく捉えた。300ミリのレンズをつけたニコンで撮影した。
「美浜町の魅力」とのコンテストのテーマに、煙樹ケ浜のシラス漁がパッと頭に浮かび「浜で、朝日が出る前からずっと見ていました」と山口さん。船が浜から沖に出て行く一連の流れをカメラに多数収めた。受賞作はその中の1枚。
 この日に撮った別の作品は、全日本写真連盟の海を課題としたコンテストで、県本部から推薦されており、山口さんは「同じ日に撮ったものがここでも受賞してうれしいです」と笑顔で話した。
 大阪市出身の山口さんは、平成14年に美浜町に移住。10年ほど前に夫・正英さん(73)に誘われて写真を始めて、以来、町文化協会加盟の「これカラークラブ」や南紀カメラクラブに所属しながら撮影を楽しんでいる。
 ほか入賞者は金賞3人、銀賞5人。銀賞には、去る8月下旬から9月末まで町にインターンシップ(就業体験)に来ていた和歌山大学生・小川侑哉さん=大阪府和泉市=の作品「大鳥居と広がる青」も選ばれた。
 25日午後3時から、役場応接室で表彰式を行い、森下町長らが、山口さんほか入賞者らに賞状を贈呈する。大賞には3万円相当、金賞には1万円相当、銀賞には5千円相当の品も贈る。
 入賞作品は20日から11月4日まで、中央公民館で展示される。
 その他の入賞者は次のみなさん。
 金賞=阪口成次(御坊市)「黄金の季節」、田渕高行(美浜町)「日の岬灯台と夕日」、小松雅也(同)「汐吹岩(1)」▽銀賞=東山紗千(美浜町)「真夏の田んぼ」権神貞夫(同)「にらめっこしましょう!」、堀口良三(同)「万華鏡」狩谷富敬(同)「さくらと少女(御崎神社にて)」。


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