Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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リハビリですVer.2

2016-02-21 22:16:37 | その他
今日は天気予報は雪だったのですが雪どころか全く雨も降らず時折日が射していて室内にいる限り暖かく過ごしやすかったですね。
外からお越になった御客様は風が冷たいとおっしゃっていましたが・・・
にしても天気予報は大きく外れてしまいましたが良い方に外れたのでまあ良いとしましょう。

旋盤のリハビリですが昨日はまだ簡単な物だったので楽勝で部品を作る事が出来ました、今日は少しだけ込入った物を作ってみようと思っていますが、その前に他の部品にトライして見ようと思っています。
そしてトライしたのが・・・下の画像のこれです。
昨日シリコン型を作っておきまして本日ホワイトメタルを鋳造してみました
ちなみに右側が元部品で左側が鋳造したもの・・・
鋳造と言ってもたいした事をした訳では無くシリコン型に溶けたホワイトメタルを流して板で押し付けただけの物・・・これを見る限り問題点が2つ
部品から出て来ている丸いパイプ状の部分にメタルが流れていない事
もう一つはビス穴の部分の湯流れが悪くて穴になっていない事ですね・・・この対策をしないとキャストは失敗ですね。

シリコン型に細工をしましたビス穴の部分のシリコンをカットします
全部綺麗にカットする訳では無く根元を少し残して置きますとビス穴の位置が後でわかります。
・・・そう言えばホワイトメタルが冷えて固まる時に少し凹みが出来るのですね~
その分このシリコン型の厚みを増しておいてやりたいので厚紙を切ってマスキングテープで縛っておきます。
シリコンなのでテープが効かないんですよ・・・

そしてパイプ状の部分にメタルが流れない事ですが、これは中に入っているエアーが抜けない事に起因していると目星を付けて真鍮パイプで作ったポンチで小さな穴をあけておきました。

そして鋳造したのがこれです
パイプ状の所にもきちんとメタルが流れていますね
穴の部分も綺麗にメタルが流れています・・・穴は開ければ良いのですよ(笑)

穴をあけて磨いてみました・・・右が元の部品、左が金属製の部品ですね。
少し鋳肌が粗いかもしれませんが・・・鋳造なので良い感じではないかと思いますが。
如何でしょう??

型の上側に厚紙で厚みを増したので裏側をフライスで削ってやらなければなりません

中にはこんなミスも
フライスをかけていると固定が悪くて斜めに削れてしましました・・・残念ながら使えません。

それでも何とか5個のパーツが完成致しました・・・
これで良いのかな??


次はこのパーツを作ります
このパーツは機械式のインジクションポンプを駆動するカムシャフトの先に取り付けられているプーリーですね
昨日作った物と同じ様な物ですが今日の物の方が少し長く複雑な形状ですね。

今日の部品で気を付けたいのは右端と左端をどちらも加工しなければならない事なのですがベルトを掛ける部分を先に加工しますと反対側を加工する時にそのままではチャックに固定する事が出来なくなります
そこでベルトを掛ける部分の凹みに0.5mm厚の真鍮板を巻き付けましてチャックに固定致しますときちんとチャック出来ます。
良く見ますと溝の部分に真鍮板が巻いてあるのがわかりますね・・・

夕方になってやっと5台分の部品が完成致しました。
明日はもっと難しい部品に挑戦してみましょう・・・巧くいけば良いですがね・・・

リハビリです

2016-02-20 22:53:30 | その他
今日はCafeの方に午前中の予定で大人数の予約が入っていましたので早朝薄暗いうちからアトリエに出勤しました。
出勤していつもの様に開店準備をしてから一服したのが6時半過ぎですが外はまだ薄暗いのですね~まあ天気が良くないと言うのも一因でしょうけれど・・・

そして、この頃毎日の作業になっているシートベルトのパッキングです。
エッチング板を一枚づつカットしてゆきます、この後ホッチキスで黒いベース紙に止めてからシートベルトをチャック付きのビニール袋に入れた物と一緒にクリアーパックに詰めてゆきます。
その後インストを折って入れてから上側の表紙!?をかぶせてホッチキスで止めればやっと完成です。
今日パッキングするのはブラックとレッドですね。
ブラックの方はパッキングしていない物が無くなってしまいました・・・と言う事は店頭在庫のみになってしまったという事ですね・・・。
具合を見ながら追加が可能であれば追加しますが・・・どうでしょう??

そしてクリスマスローズ展のポスターとカードを作りました。
2月28日から3月7日までの予定で、販売は3月6日に行ないます。
売り切れの折はご容赦下さい・・・。

そして10時半から午後3時半までは大人数のご予約といつものご来店の御客様の為に厨房でフライパンを振って・・・その上器が全部出てしまったので洗い物もこなします。
それにしても今日は忙しかったですね~。
アトリエに戻ったのは午後3時半を回った頃です。

今日は本来ならアトランティックを久々に作ろうと思っていましたが、最近旋盤やフライスを使っていなかったので指が動き難い・・・・(笑)
なのでちょっとリハビリ替わりにマルシンのポルシェの部品を削ってみましょう・・・
まずは一番簡単な物から作ってみましょう。
この部品はポルシェ91173RSのメカニカルポンプ側のプーリーですね
奥まった部分に六角ボルトが3つ付いていますね、これは後で取り付ける事にして削ってみましょう。

1個だけ作ってみました・・・サイズはプラ製と同じなのですが角が出ているので大きめに見えますね。
中央はよく見ますと六角になっていますね・・・恐らく実物はポンプからネジを切ったシャフトが出ていてナットで止まっているのでしょうね。
模型の方は多分ビス止めですね・・・場合によってはこのナット分のスペーサーが必要かもしれません。

高さもピッタリ同じです・・・ちなみにベルトの溝は2.3mm程有ります、その上下の出っ張りは幅0.5mmです

この後割り出し円テーブルを使ってボルトの穴を3カ所開けましょう。

あっという間に6個完成・・・徐々に感覚が戻って来ましたよ(笑)
6個有るのはフライスで加工をする時の予備ですよ、失敗しても1個なら大丈夫です。

新規ブックマークにモデラード・ボニートさんを追加しました

2016-02-20 08:24:37 | その他
管理者はトマソンさんという方ですでに横浜のホビーフォーラムにも作品を持ち込んでいらっしゃるので皆さんも良くご存知ではないかと思います。
モデラード・ボニートはスペイン語で「美しい模型」と言う意味だそうですが・・・
私京都産業大学時代に第二外国語でスペイン語を履修していましたが・・・「ウ~ンそうだったかな??』と・・・
まあ途中でスペイン語の先生が病気で来られなくなってしまい全員「B」判定で単位をもらった様な事でしたからね~今思えば心の病だったのかもしれませんね~。授業中も落ち着きの無い行動をしていらした記憶が有ります(笑)

あらら、話しが逸れてしまいました

実はこの方のブログはこの度ご連絡を頂く前から拝見しておりました、最初は他の方のブログにリンクが貼って有りましてねブックマークしていたんですね
初めて拝見した時に随分さかのぼって見たのですが、色々な物に挑戦していらっしゃいます、現在はアウディのR8Rを制作していらっしゃいます、ぜひご覧になって下さい。
(下の画像をクリックして頂ければブログにジャンプ致します)

312T2最終組み立て

2016-02-19 22:35:58 | その他
2月もそろそろ下旬となりますね
早いもので今年の冬ももう山場を越えた感じでしょうか!?
本日はバラの消毒をしましたがそのバラの根元で寒い中可憐なクリスマスローズの花が咲いていました。
花の無い季節ですがなかなか可愛くて綺麗ですね~

昨日作ったアルミのプレートにクリアーを塗っておきました。
これを塗っておかないと参加して少しづつ色味が曇ってくるんですよね。
せっかくですから綺麗でいてほしいしね~(笑)

残っていた点火コイルを塗りました
この部品はキットの物では無く旋盤で挽き直した物です、大きさはキットの物に合わせてあります
本体はグロスのブラックでコードの付く方はグロスのブラウンで塗っています
素材が違うので色も違います・・・

コイルの付いている場所が分かりますかね~
あまりにも小さいのでわかり難いかも・・・デスビから1本だけプラグコードが出ていますがこれが点火コイルにつながる物ですね。

クリアーが硬化したのでプレートを取り付けました左側は高く右側は低く配置をしています・・・

何を塗っているのかって?
爪楊枝の先に止めてあるのが直径が1.5mm程の金属板です
これも16枚作っていまして旋盤で挽き出した物です・・・この部品は使っていないエンジンのファンネルやエキパイの先に蓋をする物なのです。
だいたい使っていないエンジンには異物が入らない様に蓋がされているのです。
このエンジンは車載ではないので異物が入らない様に蓋がしてあるのは極自然な事です。

片側だけ蓋をしてみました
・・・ウ~ン余り良く無いな~見慣れないので余計に良く無いのかな?
私などは模型の世界にいるのですからこの様に蓋がされているエンジンの画像を見るのですが一般の方は余りご覧になる事が無いかもしれませんね、よく見る人でも余り良い感じじゃないのであればやはり外しておいた方が良いと判断しました。

外しました・・・
ちょっと自信が無かったのでこの部品はクリアーボンドで取り付けてありましたので脱着は比較的簡単なんですね・・・エポキシで止めなくて良かったよ~と胸をなでたのは内緒です(笑)

さて納品の準備です
一番心配なのはエンジンスタンドですね
重たいエンのンの振動で折れてしまうと困るので・・・下側に厚紙で台をつくっておきます

そしてマスキングテープで押さえておきますと持って行くにしても発送するにしてもこの台は必要ですね

元々の桐箱に入れて封をすればいつでも納品可能です
これからお客様にご連絡を入れておきましょう。
多分この時間はお休みでしょうから明日朝早くか仕事が終わってからご覧になるはずです。



これで当分その他のカテゴリーは無いと思った貴方、それは甘い!(笑)
次のご依頼が待っております・・・この部品はマルシンのポルシェ9112.7RSのエンジンキットの部品でして一部プラ製の部品が入っているのがどうも許せないお客様からご依頼を頂いたもの・・・金属部品に置き換えます。
手間がかかる事なので安く・・・はちょっと無理かもしれません・・・取合えず出来ないとは言いたくないのです(笑)


ボディのクリアー塗装

2016-02-19 21:42:22 | Mazda Carol360DX
今日は昨日に続いて天気が大変よくて家内に頼まれていたバラの消毒をしました。
バラの芽が動き出す前に石灰硫黄合剤の散布です、当バラ園は年に一回だけ化学薬品の消毒をするのですがその唯一の消毒なんですね~
まあ特別病気が出れば他にも消毒をする可能性があるのですが・・・今まではこの一回で済んでいます。
他に天然系の木酢液とかでは適時消毒を行ないます。
他にも柿の木と梅の木にも消毒を掛けておきました、沢山実がなると良いですね。

さて本日最初に行なった仕事は昨日送ってきたアクリルケースのサイズを確認致しました。
3つ微妙にサイズの違う物をお願いしたのですがどれがどのサイズか全く書いてないなんて不親切きわまりないですね。
サイズを書いておいてくれればいちいち開封してサイズを測らなくても良いのですが・・・まずは御客様に迷惑をかけられないのです。
確認は必要ですね・・・月末に広島から引き取りにお越しいただく事になっていますからその時になって寸法違いが有ってもいけませんし・・・まして壊れたり傷が有ったりしたらそれまでに作ってくれた所と交渉しなくてはならないからですね。
今回は全く問題ないようですね・・・

それにしても大きなケースなので狭いアトリエの中がこんな事になっています(笑)
外箱やクッション材を出すと結構な量になるんですよね~。


本題の塗装をします・・・
まあ特に変わった事は無いのです、いつもの様に淡々と仕事をするだけですね。
クリアーはスタジオロッソ謹製のクリアー塗料を使用と言う事ですね
なるべく薄く塗りたいのでシンナー多めでパラ吹きから初めて何度も塗って乾燥させながら塗ります。

今回テスト的に塗ったのはこのホイールキャップですね
ブラックに塗ってからウレタンクリアーを塗りましてメッキシルバーネクストを塗っていますが、そのままクリアーをかけてしまうとメッキシルバーが溶けてシルバーに近くなってしまうのです。
だからウレタンクリアーを塗る前にこのメッキシルバーネクストに直にシンナー分が当たらない様にガードしておく必要があるのです。
そこで性質の違う塗料を一塗りしておきましてそれからウレタンクリアーを塗っています。
それがこのホイールキャップです・・・少しはメッキっぽくなっていますかね~(笑)
余りにも小さくてわかり難いという話も有りますが・・・

シートの方はこんな感じに塗られています
中央はグリーンのファブリックで周りの白い部分はレザーになっています。
なかなかお洒落なシートですね~

この後内装関係はフラットクリアーで塗って艶を調整致します。