Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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いよいよラストスパートです

2013-09-26 21:31:58 | Ferrari312T2
今日は少し不安定な天気でして天気が良く晴れていると思ったら雨がパラついて、濡れる程じゃないのですが・・・「女心と秋の空」と言う言葉を思い出しましたよ。
さて前置きが少々長くなるのですが市内の足として頂き物のヤマハMR50を使っている事を前に書いたと思いますが、最近それが不調になりまして空ぶかしでは回転が上がるのですが実際にギアを入れて走り出すと回転が上がらずどう頑張っても30~40km/h程しか出ないのです。
ポイントを磨いても何をしてもダメでしてバイク屋さんに出したのですがマフラーが詰まっているんじゃないかとの見立てでしたので社外のチャンバーに交換してやったのですがそれでも症状はほとんど変わらず・・・。
ひょっとしてエンジン本体が焼き付き気味になっているかも・・・と言うのも最初に症状が出たのが農道をアクセル全開に近い状態で走っていたとき急に吹けなくなりまして・・・。
と言ってもそうスピードが出ていた訳じゃなく50km程だったと思います。
最初は燃料切れかと思いましたがタンクを予備に切り替えても症状は全く変わらず・・・。
そこで中古エンジンを買いました。
年式的には私の物より少し新しい物でポイント点火では無くCDIになっています、ソレ用の新しい年式のワイヤーハーネスやCDIユニットなども一緒に出ていましたので購入してしまいました。
まあ実働エンジンという事でしたがまだエンジンを掛けてないのでわかりませんがこの辺りは相手を信用するしか無いですね。
ついでに今まではスピードメーターしか無かったのですが今度は後期型のタコメーターもステーごと譲って頂きましてこれでタコメーターが付きます。
エンジンは今日届いたばかりなので乗せ替えはこれからになりますが、当初の様に調子よくなれば良いですね。
まあよりパワーアップを望むならYZ80のエンジンに乗せ替えが一番良いのですが点火系や発電系を移植するのは結構大変ですし、パワーアップ系の加工をするならARが有りますから、MR50は一応ノーマルのままで楽しもうと思っています。

制作のご紹介をしないとスペースが無くなってしまいますね(笑)
今日はカウルのスタンドを作ります。
この時代のカウルスタンドは余り資料が無くてよくわからないのですが、当時のレースの写真を見てみると意外とアバウトな取り扱い方で地面にそのまま置いてみたりピットウォールにそのまま立てかけられたりしています。
それに習って展示ベースの上にそのまま置いておいても雰囲気が良くないので比較的最近のタイプを再現しておく事に致しました。
比較的最近のタイプと言うと両サイドがAになっていてそれを横棒でつなげた物となっていますので最初にサイドのAを作っています。
ちょっと数が多い様に見えますがカウルで4つ予備のリアウイングで4つ必要になりますので合計8個ですね。
サイズは0.8mmではちょっと太いですし、0.5mmでは細すぎますから0.7mm洋白線を使用する事に致します。

下側は丸棒で左右を連結します、上側は丸棒でも良かったのですがカウルとの接触面にビニールテープを貼って傷が付かない様にしたかったのとちょっとした振動でカウルがずれ落ちない様にしたかったので1.0mmの真鍮角線を使用しました。

全部組み立ててみました・・・少しずつ調整をしながら組み立ててゆきましたので結構時間がかかってしまいました。
また同じ形状の物を組み立てるというのは調整に時間がかかるものです。

今度は余分なハンダをヤスリで削り落とします。

問題はどんな配置にするかなのですが・・・
今回使用する展示ベースでは車とカウルを平行に配置すると今回使用する展示ベースの縦横比も有ってかなんだか少しウソっぽい・・・と言うか現実味に欠ける感じがするんですよ。
何度か並べ直してみたのですが並行よりも前側を少し広げて配置した方が良い感じになるのです。
反対に前側を少し狭くするとなんか少し押し込まれた感じがするのでこれはNGですね。
一番良いと思える少し前が広い感じになる様にカウルスタンドの足の位置を展示ベースにケガキまして穴を開けました。
穴を開ける時にはさすがに緊張しますね・・・やり直しは効きませんからね~(笑)

とっても心配だったのでスタンドを穴に差し込んで車を置いてカウルを配置して・・・・みました。
何かノビノビした感じを受けるのは私だけ!?でしょうか??

次はまたこんな物を作っています。
これは何でしょう??

これはスタンドの足の部分なんです。
スタンドの足は展示ベースに穴を開けて差し込まれますが穴は足のサイズよりも大きい訳ですので僅かながら穴が見えてしまうのです。
またこうしたスタンドの設置面にはこうしたフランジ状にしてあるか滑り止めのゴムキャップが施されている事が多いのです、それを表現してなおかつ穴を見えなくする訳です。
つまりいかにも「置いてあるだけ」に見える様にしたい訳です。

スタンドの塗装に入りました。
スタンドは塗装においてそう仕上がりをどうこう言われる物ではないかもしれませんがボディと同じ仕上げで塗りますのでサフはウレタンを塗っています。

塗装が硬化するまで時間が有りますのでボディのクリーニングをしておきます。
最終磨き剤やワックスを使って仕上げ手おきましょう。
タイヤは新品のスリックの設定ですので艶出し剤を使ってクリーニングです。

エクストラの仕事を進めています

2013-09-24 20:22:13 | Ferrari312T2
今日も夏の様な暑さです。
でも真夏の様な35℃とかは有りませんが30℃近いのかな!?私の子供の頃の夏はこれくらいの気温でしたね・・・。
今となっては過ごしやすい気温だと思いますね~。

先日近くの公民館の館長さんがいらっしゃいまして色々お話をさせて頂いたのですが私が小学校の5~6年生の時に担任だった女性の先生のお住まいが近くで元気にしていらっしゃるという話しを聞きました。
小学校5~6年と言えば個性が出てくる年齢でして私も随分可愛がって頂いた記憶が有りますから近い内にもう一度お会いしてみたいな~と思っております。
確か同じ歳の子供さんもいらっしゃったはずで今どうしていらっしゃるのでしょうか・・・・?
ちなみに学校が違っていましたので息子さんとは一度もお会いした事がないのですが・・・。

さて今日も製作で312T2を片付けてしまいたい所では有りますが・・・(笑)
完成間近で余り無理をすると今までの苦労が水の泡になってしまうなんて事はよく有る話しです、ここは慎重にゆきましょう。
今日の最初の仕事はリアウイングの翼端板の磨きです。
エクストラのT型ウイングの翼端板は塗ってから2日程経過しましたのでウレタンクリアーは完全に硬化しておりますから2000番で面出しをして3000番のバフレックス、8000番のラプロスで仕上げておきます。

次はコンパウンドですが3Mのハード1で磨きますとほとんど問題のないレベルまで仕上がってしまいます。

次は3Mのウルトラフィニッシュで最終仕上げとなります。

T型のリアウイングを組み立て始めました・・・

次は展示ベースの加工になりますが、今回はお客様からのご要望で斜めに固定しまして左側にはそのカウルを配置出来る様にいたします。全体の配置を考えなければなりません。
特に斜めに配置する場合は車の前と後ろの中心をマークしておいて線を引きます今回は留めビスが車のセンターに対して垂直のライン状に2つ有りますからその場所をマークしておいて穴間の寸法を採寸し穴位置を決めます。
正確に配置しようとすると結構手間がかかります(笑)
下の画像は置いてみただけでまだ固定しておりません・・・こんな位置で良いですね。

穴を開けます。
私の場合はボール盤を持っていますのでボール盤で穴を開けます、ビスは2Mの物を使いますから穴径は2.3mm程裏には下の画像の様に丸いビスの頭が隠れる様に4.0mmの穴をさらっておきます。

今度はビスで固定しました。

明後日は左側にカウルを置く為のウマを作ります。
これもベースに穴をあけて接着しておかないとちょっとした事で動いてしまいますからね~。
どんなウマを作ろうか・・・考え中です。

細かな部分を追加しています

2013-09-23 21:44:06 | Ferrari250TR NART 1958
本日は少し蒸し暑い日となりました、お彼岸の中日という事でお墓参りをされた方も多いのかな~と思います、私の出勤前にお墓参りを済ませてから出勤しました。
当家の墓は小高な山の中腹のお寺に有りますのでそこは少し涼しいのです、また出勤前の時間帯でしたから余計に涼しい訳ですね・・・良い季節になった物です。

アトリエに到着する頃には少しずついつもの気温・・・蒸し暑くてね、夏のがまだ完全に終わっていない事を実感しますね。

まだまだ細かな作業は続きますね、他の物と干渉する恐れの無い物は仮組時に作っていなかったりしますのでここからまだ部品を追加します。
その一つがバックミラーの鏡なのですそれを作ってゆきましょう。
素材はステンレス板ですね、厚さは0.2mm程でしょうか。
これを2枚重ねて瞬間接着剤で仮組しておいて外形を削って整えてゆきます、難しい事は無いですがこんな小さな物をきっちりと固定するには時計ヤットコしか無いですね、ハンドバイスでも良いけど細かく現物合わせしなければならないので脱着の面倒なハンドバイスでは時間がかかってしまうのです。
時計ヤットコはつまむ部分に凹凸が無いのでつかんでいる物に傷を付ける恐れが無いのです、後は指の力の入れ具合だけが問題かな~!?

作った鏡を仮組してみました

形状が良ければ分割してアルミ板に接着して仮固定、そして面を鏡の様に磨きます。

完成したらエポキシ系の接着剤で接着します。
ミラーにボディが映っていますが余りにも小さいので肉眼では良く見えません・・・せっかく作ったのですが・・・

次はロールバーの後ろ側に付くキルスイッチの本体ですね。
部品は特に付いていないので何だかわからない挽き物を使います大きさや形状は丁度良いので中心に外径0.8mmのアルミパイプを接着してスイッチ本体に見立てます。
この中に赤いハンドルを差し込んで接着しますがこのハンドルもジャンク部品で作りました。
画像にはハンドルはまだ付いていません。

ロールバーの後に取り付けてみましたが如何でしょうか?
この位置でもボディに干渉する事は無いですね。
中央には赤いハンドルが付いています・・・これも見えないですね。
不毛な作業が続きます・・・(笑)

ホ~!
この角度から撮った写真ですと赤いハンドルが見えますね・・・良かったです。

最近仮組で完成した姿を確認している事が多いですね・・・でもまだ細かな修正はしなければならない部分が有ります。
まだ時間がかかりそうですね。

完成までラストスパートです

2013-09-22 22:38:10 | Ferrari250TR NART 1958
田舎で私の様な珍しい仕事をしておりますとたまに面白いご相談を頂く事が有りまして、この1ヶ月くらいでしょうかトラックを作って欲しいと言うご相談を頂いております。
それも趣味やコレクションの為じゃなく実車メーカーに売り込みの為のサンプルと言う事らしいのです。
これは今までの製作とは違いその車の特徴がよくわかる様に作らなければいけなくなる訳でして今まで制作していた物とは少し毛色の違う物です。
また1/18のミニカーの塗り直しが可能かというご相談も頂いております、最近は1/18市場が熱いのか?(笑)
色々なご相談を頂いており嬉しい限りですね。
1/43だけでなく「模型の車」と言う少しだけ広いジャンルで色々なお話を伺えるのは大変有意義ですね。
出来るか出来ないかはまた別の話しですが・・・(笑)

今日は天気の話しは無しでいきなり製作にお話に・・・(笑・・・過ぎでしょう)
昨日仮組ながらもフロントとリアのウイングが付いて完成した姿が想像出来トンネルの出口が見つかった感が有ります、続いてエクストラの製作で作ったT型のリアウイングの製作を続けます。
昨日はレッドを塗ってデカールを貼っておきましたので一晩置いて水分も完全に乾燥したでしょうから本日はウレタンクリアーを塗ります。

乾燥機で強制乾燥をする事2時間で空研ぎを出来る程に硬化しますから早速1000番のペーパーで空研ぎをいたしました。この後もう一度ウレタンクリアーをエッジによらない様に気をつけて塗って平らな塗膜を作りました。
明日は2000番から6000番/8000番まで研磨して磨きます。

ウイングの塗料が硬化する合間の時間を使って他の部分の作業を行います。
まずはコクピットサイドの点検口の蓋を磨きます、ここもウレタンクリアーを塗っていますがエッジに塗料が寄って来ていますので若干エッジが膨れています。

次はホイールのセンターロックナットを取付けます。
と言っても接着するだけですがこのナットの内側の穴の周りにカエリが出ていて素直に穴に入ってくれません、丸ヤスリで少しずつ修正をしてきれいに入る様にします。

綺麗に入るとセンターのパイプ状の部分がナットよりも少し飛び出して来ますこれが正規の位置ですね。
うっかりしているとナットの奥に隙間が出来ますので気をつけておかなければなりません。

ウインドスクリーンを取付けました。
切り取りと調整はそう難しく無いのですが、順番を間違えると途端に難しい物になります。
まずはスクリーンとカウルの接続部だけをカットしてスクリーンの上側は切らずに残して置きます、理由は上の部分をカットしてしまうとスクリーン自体の強度が無くなってしまい変形が大き過ぎてカウルに合っているのか確認が難しくなる上に強度が無くて削りの作業が行い難くなってしまいます。

スクリーンを取付けたらバックミラーを接着します。
この作業は特に難しく無いですが、スクリーンの後部がバックミラーの下に入りますので順番を逆にするとスクリーンが取付けられなくなる恐れが有ります。
実は私の逆にしてしまいやり直したのは内緒です(笑)・・・考えてみればすぐにわかるのにね~。

ここで展示ベースの確認をしておきます。
ご依頼者の方はカウルを外しての展示を希望されていますので少し大きめの展示ベースを必要とします・・・本体はこんな感じで斜めに・・・その左側にウマの上にカウルを載せて展示する予定です。

どんどん進めたい・・・所ですがそう思った通りにはならないのです

2013-09-21 21:32:07 | Ferrari250TR NART 1958
今日も素晴らしい天気で一日中雲も出ず・・・最近雨が降らないので中庭の植物が水を欲しがっているようでしてグリーンコーンとブルーベリーに潅水致しました。
全部で150本くらい有りますので潅水も時間がかなりかかります。
また裏の畑のおじさんが白菜の苗を下さいましたので畑のどこかに植えておこうかと思っています。
ただ白菜は虫が付きやすくて消毒を必要とします・・・なるべく消毒無しで育てたいのですが・・・ちょっと難しいかもしれません。

さて昨日は右側のファンネルメッシュを取付けましたが今日は左側を取付けました。
やはり翌日になると目の疲労も回復していまして見えやすいですね~。

次は4つのタイヤを順次取付けます。
一度に4つを付けようとすると注意散漫になりますので私は1個づつ取付ける様にしています。
器用な方は4つ一度に作業をされると良いと思います(笑)

次はフロントウイングですが、画像は有りませんが翼端板を取付けてクリアーを塗りさらに磨いて仕上げております。
そのウイングをいよいよフロントウイングに取付けました。
さすがにここは仮組をしてありましたのでそんなに難しい修正は無かったですね。
ノーズにウイングが付くと完成も近くなっているのがわかりますね。

T型用のリアウイングの翼端板は昨日サフまで進めていましたので今日はボディと同じく下地のピンクを塗っています。サフの時もピンクの時も同じなのですが軽くペーパーを当てて平面を出しておきます、エッジには塗料がたまりやすく盛り上がりますのでここを修正しておかないと最後の磨きで下地が出る恐れが大きくなります。

ピンクが硬化すればペーパーを当ててレッドを塗ります。
こんな時の為にレッドは多めに調色して保管してあります。

加温して4時間程/・・完全硬化しましたのでデカールを貼っておきます。
このウイングはT型の形状をしていますがT2のウイングと交換して差し変えて楽しみますのでT2のスポンサーであるグッドイヤーとアジップのデカールを貼っておきます。
元々のT2ウイングの物と同じスポンサーの物を貼っておく訳ですね。
またここまでしておけば今夜一晩乾燥させると明日はウレタンクリアーを塗る事が出来る訳で、段取りは良いですね。

タイヤ4本と先ほどのフロントウイングの付いたノーズをボディに付けてみました。
良いじゃないですか~!

後ろからも・・・(笑)

こうなったらリアウイングも・・・もう完成か?
いやまだバックミラーやウインドが付いていないし・・・もうちょっとですね。