Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日の山陰は雲が多いながらもまずまずの天気でした

2013-09-29 18:31:04 | Ferrari250TR NART 1958
昨夜は雨がパラつきまして、明日は雨かな!?と思っていましたが、朝起きてみると雲は多めながらまずまずの天気でした。
こんな日はイベントが多いのでCafeは忙しいかも・・・と覚悟していました。
お客様はやはり秋の日曜日と有ってお昼には満員でした。
まあ私が手伝わなくても何とかなる様子だったので制作をしていました。

アトリエに来てからPCを立ち上げて見るとアクセス数による順位が昨日よりもまた上がっていました、一昨日は978位でしたが昨日は969位になっていました。
このブログはアクセスには余り興味が無かったので有料契約をしていなかったのです、なのでアクセス解析が出来ませんから事の真相はわかりませんが読者の方が増えているという事は有り難い事ですね。
ご訪問頂く皆さんに心より感謝致します。


さて製作の方ですが本日はリアのナンバープレートを付ける為の凹み?を修正したいと思います。
まずは何故ここにナンバープレートを付ける凹みが有るのか・・・250TRはレーシングカーなのでナンバーは普通無いはずですよね・・・仮ナンバーを付けた姿を写真に見る事は有りますが彼の地では仮ナンバーはペンキで書いた物なので凹みは不要ですよね・・・。
それともナンバーを付けて公道を走行する事を前提として車を作っていたのでしょうか??
よく分りませんね~。
この凹みは真鍮で作った物をメタルのボディに埋め込んでおりましたので今回もベースになる真鍮板を切り出しています。厚みは0.2mmですね。

幅1.5mmの真鍮帯金をコの字型に折り曲げます。
曲げはキッチリ90度になる様にしないとだらしのない形状になりますからとにかくキッチリ曲げる事ですね。

ハンダ付けをします・・・囲まれていない辺が有りますが、ここが下側になるべき部分です。

ボディを削って先程の真鍮板が中央になる様にいたします深さは1.5mmの幅の帯金が綺麗に埋まる深さにしています。

周りをボディ塗同質のマフラーなどを溶かして埋めます。
マフラーは真鍮かハンダで作り直しますので要らないのです。

数十分を掛けて2台分が完成致しました

余分なメタルを削ってボディ面を整形致します下側はほとんど削っていません。
理由は下側に見切りを入れた後にメタルを盛って一度に整形をしたいからです。

0.5mm真鍮線を使って見切りを入れます。
内々の寸法が4.5mmになる様に見切りを入れていますが、見切りの下側にもメタルを盛っておきます。
この部分にメタルを盛る場合しっかりとメタルを溶かしてフラックスを飛ばす事が肝要ですね。
フラックスが残っていると後々悪さをする事が有りますから注意が必要ですね。

再び余分なメタルを整形をしますが、最初は盛り上がった部分を集中的に削りますが、一区切りがつきましたらボディラインに沿って引く様にラインを修正してゆきます。
ずっと一カ所だけ集中的に削ると全体的なラインがで難くて油断するとラインを壊してしまいます。

『最近のミネルバ43のキットはクオリティーが低くなった』などというとお叱りを頂くかもしれませんが今回250TRを制作していてつくづくそう感じます。
ボディの後部が広いのはフェニックス時代からそうですから仕方が無いとして、コクピットの後ろ側の開口部が盛り上がってしまっているのはかなり問題なのですがボディを修正して下側に下げてもコクピット後部のバルクヘッドが全く合わないのです。
下の画像はフェニックス時代の左ハンドルの物です。

そしてこれがボディを修正して下げた後のミネルバ43のものですがそれでもまだクリアランスが大き過ぎますね。

境界に真鍮線をハンダ付けして修正をしたものがコチラです。

オリジナルのフェニックスは精度も良いのでミネルバが発売されたとしてもその価値が下がる事はありません、もしオリジナルの物をお持ちなら大切にしましょう(笑)
恐らくミネルバはボディの変更だけに一生懸命になって肝心のボディの変形に気が付かなかったのでしょう、内装には余り手を加えず(多分仮組もせずに発売を急いだんじゃないかと・・・)それをそのままに製品化してしまったのでしょう。
ブレッドバンまではこうしたミスは無かったのですが250TRから275GTB/Cとどんどんクオリティーが下がって来ている様に思うのは私だけでしょうか・・・。

次はボンネットかフロントフェンダーか迷う所なんですが・・・。
難しいボンネットを作ってみましょうか。
いつものスチールのブロックに穴を掘っています、何の穴かって!?
ボンネットのバルジですよ。

さすがに4台分も何も無くて同じバルジを作れる自信が有りませんからメス型を作っております。
ここの上で真鍮板を叩いてバルジを作りたい訳・・・。
テストのため0.2mmの真鍮板で作っていますが厚みが薄過ぎて良く無いですね・・・。
ここから先は企業秘密の為に非公開・・・(笑)じゃ無いですよ丁度カメラの電池が無くなってしまったので写真が撮れなかったのです。
詳細はまだ3台分作らないといけませんのでその内に写真撮りますから少々お待ち下さい。