Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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最終組立てVer.5

2019-05-05 21:02:27 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰も薄く雲はありますが晴れてとても天気が良かったですね。
余りにも天気が良いのでどこかふらっと遊びに行きたかった所なんですが・・・今日は家内が午後からお休みを取ると言っていましたので今日は無理でした。
明後日は定休日なのでどこかに少し出掛けたい気分なんですが・・・天気が悪かったらやっぱり仕事をしているのでしょうね。

本日は四国の香川県からのお客様が いらっしゃいました。
突然だったのでお名前も伺わなかったと言う・・・大変失礼を致しました。
BMWをお持ちでご自分の車と同じ仕様のものをご希望のようでした、ある程度ご自分で作られるようなのでまずはやって見られたら如何でしょうかとお勧めをしておきました。
自分の車はやはりご自分が一番よくご存知と思いますので・・・加工をご自分でやって見られると言うのは最良の方法と思います。
途中で挫折しそうならまたご相談くだされば宜しいかと思います、その節は改めましてよろしくお願い申し上げます。
今夜は松江泊で明日はご自宅にお帰りという予定と伺っております、どうか交通安全でお願いいたします。

さて今日もどんどん仕事を進めて行かなければなりませんね。
本日の一発目の仕事は・・・残りの仕事の中で難しい仕事が2つ有ります
一つはこれから作る物です、もう一つはヘッドライトですね。
さてその難しい仕事を進めましょうか。
バルケッタボディなので中がよく見えるというのは何度も書きましたがコクピットの中で一番フェラーリらしい部分と言いますと私はゲートを切ったシフトレバーなんですね。
この部分をどうやって再現するのか・・・
キットの部品は何やらよくわからない部品なのでキリッとシャープに仕立てたい所なんです。
まずは部品の捜索からです・・・
この車は6速+リバースのマニュアルミッションでしてゲートは通用の6本の左前側にリバースが付くタイプなのですが、持っているトロンのエッチング板は5速+リバースで6ヶ所のゲートが有るタイプなんですね。
バルケッタボディなのでここは良く見える部分なのです、どうしても7つのゲートが切ってある物が欲しくて探しました・・・
(下の写真はトロンのエッチング板です、丸いくて古いタイプや色々入っています)

が一つも持っていませんでした。
最近の物は皆パドルシフトなのでこのゲートの部品は無いし・・・と思ってふと机の上を見ますとBBRの360モデナスパイダーが有るじゃないですか!!
このモデナスパイダーはパドルシフトで組立てる指定になっていますがゲートのエッチング板が入っている事を知っているのです。
やはり昔の記憶通りに有りますね・・・皆さん見えますか?

早速新品のキットを開封してエッチングを取り出しました
左側からマニュアルミッッション用のペダル/パドルシフト用のペダル/マニュアルミッション用のゲート/パドルシフト用のバックスイッチパネルと並んで一体のエッチングになっていますので余分のパーツを入れざるを得ない状況なんですね(笑)
この中のゲートを使います。

違いがわかりやすい様にトロンのエッチング板と並べてみましたよ。
モデナの6速用はリバースが左に手前なのかな?でもロッサは左の前方の筈なので・・・裏返して使う事になりますね。

そしていよいよ制作の開始です
ベースになるシフトブロックの部分を洋白の丸棒から削り出しますが一番最初にしたのは中央に0.5mmの穴を開ける事でした。
手で開けるには少し硬いので機械を使って先に開けてしまおうという事ですね。

そしてフライスを使って四角形に削ります。
本当は四隅にゲートを支える円柱の部分が有りますが1/43ではさすがに無理が有りますね。
このフライス加工をする場合この様な削り方をしますと刃物が逃げる事が有りますから太めの刃物で削ります。
どんな硬い金属で出来ていても回転しながら押し付ける事になりますので・・・もしもフライスの都合で細い刃物しか使えない場合は削る刃物の当て方を90度変更して削った方が良いですね。

次は切削の深さを変更して取り付け用のフランジ部分を作ります。

最後に旋盤に戻して突っ切りバイトで切断しました・・・ここの写真は忘れていましたのでありません。
次に斜めに補強の板を入れたいので糸鋸で切り目を2ヶ所入れてます
切り目の幅は0.2mmの板が入る程度ですね

洋白の板を挟んでハンダ付けします

部品の水平を保つ為に裏返して下の断熱の板に穴を開けておきましてその穴にシフトゲート裏の取付けピンの凸部分を落とし込んでおいてハンダゴテを当てて挟み込んだ洋白板の高さを揃えます。

そしてはみ出した洋白板を斜めに削って補強の斜めの板に見せます・・・
上側にエッチングのシフトゲートを載せてみますと・・・こんな感じです

そしてセンターコンソールの上に取り付けます
写真ではまだ接着していません、この後最終的に少し調製をしてバランスを確認後に接着ですね。
そうそう書き忘れましたがエッチングのシフトゲートを接着する前に取り付け部分をフラットブラックに塗っておきますと穴が開いている様に見えます。

最後にシフトレバーを取付けますがこれもまたシフトノブの部分をピカピカに磨いてからの取り付けになります
何せこの車はクロームとフェラーリレッドが前面に押し出されたデザインコンセプトなのですからね・・・。

でもこれで完了と思っている人は居ませんか?
まだ終わらないのです他の写真を見ますとリバースのゲートが見えない物が有るんです、なぜ見えないのか。
実はフェラーリのリバースには伝統的にリバースにシフトミスをしない様にシフトロックが付けてあるのです。
それを外している時にはリバースのゲートが見えるけどロックで蓋をしている時にはゲートが見えないのでしょう・・・
と言う事はシフトロックを作らなければなりません(笑)
実際に作りますと・・・部品はどこに有るの?って感じですね。
これでもロック部分とヒンジ部分の2つの部品からできています・・・動きはしませんが・・・(笑)

全ての部品を取付けた姿はこちらです・・・
跳ね馬の所に綿棒の綿毛がついていますね・・・これは見なかった事にして下さい(爆)


さて明日も普通通り仕事を進めます。
いよいよ難しい部分のライト部分の制作が近くなってきましたね〜。

今日も精一杯仕事をしたのでぐっすりと眠れる事でしょう・・・おやすみなさい〜!!


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