Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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仮組みを解きます

2022-08-04 21:50:31 | Ferrari F2007 ブラジルG.P.2007

本日の山陰は昨日や一昨日に比べますと少し涼しかったかもしれませんね。
結構風はありましたからね〜。
でも出勤してから畑に出ましたがすぐに汗ダクダクになってしまいました・・・

そしてお昼を過ぎてから本業を開始します。
・・・と言っても今日は簡単なんです。
仮組みを解くためにアセトンに漬け込みます。
アセトンは必ず密封できる瓶に入れて管理してください。
ホルモン撹乱物質らしいので出来るだけ吸引しない様にしましょう。
瓶にアセトンを入れて仮組みをしたモデルカーを入れました。

入れてしまうと本日の仕事の大部分が終わった様なものです。
ただし樹脂のパーツやタイヤなどは絶対に入れてはいけません・・・膨潤するか溶けてしまう恐れがあります。

これで夕方まで時間が空きますので見積を始めます。
エブロの1/18のミニカーですが修理のご依頼をいただいていますのでまずは見積ですね。
リアウイングのステーが折れて、ルーフのタンポ印刷には傷が入って・・・おまけにドアミラーは左右ともダメージがあります。

梱包が十分ではなかったようで包んでいた紙にはドアミラーの塗料が付いています。
よっぽど強い力がかかったんでしょうね。

続いて隣町のS木さんからナンバープレートのデカールを作ってほしいとの依頼がありました・・・
チャッチャと作っておきましょう・・・まずはデータですね。

印刷しました・・・
早速午後から引き取りにいらっしゃいまして・・・間違いないことを確認して持って帰られました。
外注の仕事はテキパキと片付けておきましょう。

そして修理です。
これは前回修理したものですが・・・一つ見逃していたみたいです。
シャーシの部分が湾曲して・・・サイドから見たらボディの下の方に曲がって出てしまっています。
ケーニッヒのモデルには多い症状ですね。

ミニカーをベース板から取り外してみました。
この角度でみてもやっぱり曲がっていましてボディとの間に隙間がありますね。

真裏から見ますと・・・こんな感じです。
元々中央の部分は下側に出っぱっているのですね。

しかもホイールアーチやサイドステップの部分は内側に塗ったフラットブラックがはみ出したままになっています。

なのではみ出したフラットブラックの塗料をシンナーで拭き取ります。
この場合普通はエナメルのフラットブラックで塗られている事が珍しいのです。

今回はエナメルシンナーではフラットブラックが溶けませんでした。
なのでクレオスのシンナーではみ出したフラットブラックを拭き取っておきました。
この部分はサービスですね(笑)

シャーシの板が曲がった原因を探しておかないとまた曲がってしまいますね。
どうやらボディが収縮したためにシャーシの寸法が長くなってしまったらしく・・・
0.8mmほど削っておきました。
この後削った部分をタッチアップしておきます。

取り付けようと思ってよくみまましたら・・・右のリアホイールの後ろ側のフェンダーアーチの部分にもフラットブラックがついたままになっておりましてね・・・
見た目がよくないので拭き取っておきました。

クレオスのシンナーで拭き取りますとこのように綺麗になります。
下側の見えない部分ではありますが・・・それでも綺麗な方がいいですよね。

さてシャーシを取り付けました
これは簡単ですね。
なかなか良い感じですよ。

そしてポルシェ930ターボのリアウインドウの浮きとリアワイパーの取り付けですね
一見したところでは何も問題が無い感じですが・・・。

リアウインドウの中央あたりに何やら曲がった部分がありますが・・・

リアウインドウを外しました。
まあ浮いていますので何も難しいことはありません。
ポイントは汚さないようにすることですね。

リアウインドウを接着しました。
なかなか格好がいいですねえ。

アセトンにつけたパーツですが、少しづつですが分解してきます。
この中で注意したいのはアルミの部品を半日程度で引き上げておくことです。
アセトンは水分と結びつきやすいのでアルミを腐食させてしまうのです。

そしてこちらが引き上げた部品の全てです。
結構な量になりますね。

明日は再び組み立てと修理を進める予定です。