Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日も修理です

2018-04-09 20:39:26 | その他
本日の山陰は午前中は雨ですね、午後からは少し回復して晴れ間も少し出ていました。

それよりも昨夜の地震は久々にびっくり致しました
10時頃からもう寝ていたんですけどね〜
夜中の1時半頃にいきなり携帯のアラームや市の情報端末が地震を知らせるのと同時に弱い揺れが始まりまして・・・
最初は何が何だか理解出来ないうちに強い揺れがドド〜ン!と来ました。
時間はそんなに長く無かったのですが・・・2000年の鳥取県西部地震とか阪神淡路の地震の時を思い出させましたね〜。
特に阪神淡路の時は朝方まだ寝ていた時だったので今回と同じ様な状況でした。
震源地はどこかな?と言うのが気になりましてね〜
通常経験値から言えば揺れが長い程震源地は遠くて大きな地震である事が多い、また最初のゆっくりした揺れから強くなるまでの時間が短いと震源地は近い事も理解しておりますので・・・今回は震源地が近い事は大体想像出来たのですが・・・。
今まで地震と言いますと震源地が東側の鳥取県の方が一般的だったのに今回はちょっと違いました
当方から約100kmほど西側の大田市付近と言う事でした。
今まで余り震源地にはならなかった場所ですが火山である三瓶山(さんべさん)が有りますから地震に対して私の中でノーマークだっただけなのかもしれません。
日本は火山が沢山有るし地震大国なので何時どこで地震が有っても全く不思議では有りませんからね〜皆さんも十分お気を付け下さい。
山陰も本震を上回る余震が来る恐れが有るらしいですから・・・


朝の時点では(アトリエにはTVが無いので情報が入りません)まだ情報が無いのでどれくらいの被害が出ているのか定かでは有りませんが、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

何人かの方からは連絡を頂きましたが当方は全く何の被害もございませんでしたのでご心配は要りません。
本日も変わらず通常営業をしております事をご報告させて頂きます。

ただ、一つだけ影響が有ったとすれば
夜中に9回も余震が起きましてその度に揺り動かされる物ですから眠れずに今日はちょっと眠い・・・事でしょうか。
睡眠不足は集中力に影響が有りますので私としては避けたい所では有りますが・・・地震だけは自然現象なのでなかなか難しい・・・(笑)

本日も修理が続きます
今日の患者さんは288GTOですね
赤いボディカラーとオプションインテリアがなかなか格好が良いですね〜
このミニカーもフロントスクリーンとR/Lのサイドウインドウが浮いています

お客様からのご依頼は何も無かったのですが・・・他にも大きな問題を持っているミニカーでした。
どこかわかりますか?

これでわかりますか?
え〜っ!?よくわからないですか??

ではもっと拡大してみましょうか・・・これで如何でしょうか?
ボンネットの部分の塗装が弾いたまま塗られています。
普通なら検品ではねられる様な商品の状態なんですけどね・・・
ひょっとしたらアウトレットで出回ったのかも知れませんが・・・でも外箱が付いているしね〜。
間違って正規に流通してしまったのでしょうか?
メイクアップの検品は中国工場で作られてから南青山に送られて一つずつ開封して厳しく検品されてショップさんに流通します、私が見てもどこが悪いのかよくわからない位それは厳しい物です。
まあ間違って流通してしまったのかも知れませんね。
この塗装の弾きですがこの修正を研磨で行なうのはちょっと無理なんですねこの凹みの部分は塗装がかなり薄くてボディカラーの赤の部分まで出てしまう危険性が高く、またラジエターのアウトレットの部分を見ますとかなり厚くクリアーが塗られている様なので再塗装も難しい感じですね。
お客様は気がつかれていないらしくて修正の依頼はないけど・・・私はこれを見逃す訳にもいかないのです。

幸いにして部品取りの中に同じ仕様の物が有りまして、ウインドウの貼り直しは必要ですが・・・
ちょっとピンボケですがボンネットの部分に塗装の弾きは無いのがわかって頂けると思います、内装も同じオプション内装です。
お客様に連絡を入れましてボディを交換する事に致しました。

ウインドウを貼り替えてミニカーとベースを入れ替えまして修理の完了ですね。

手前側が部品取りを直したもので奥側がお客様から送られて来たものです。
どこが違うのかと言いますとベースに付いているプレートが違います・・・理由はわかりませんけどね。

次の患者さんは
ブラックのF40です
フロントとリアのウインドウが浮いています・・・
サイドとリアのグリルメッシュは大丈夫そうです・・・これには多分理由があるはずです・・・それは後ほど!(笑)
まずはリアのウインドウから・・・
エッチングの枠がスクリーンから外れてしまっていますのでこちらを先に接着します

そしてフロントウインドウも外しましてウインドウの際に有る傷を直しましょう。
傷がわかりますかね〜?
ウインドウの枠の部分に向けて斜めに入っています・・・なぜこんな所に傷が入るのかウインドウを外した時にわかりました。
実はこのウインドウは上の部分だけ以前に修理された形跡が有るのです。
上の部分だけエポキシ系の接着剤が使われていまして掃除をしても取れないのです・・・
たぶん修理をした時にここに傷を付けてしまったのでしょう。
お客様も中古で買われたらしいのでその状況はよくわからないらしいので・・・今更わかっても同しようも有りませんけどね(笑)

バフレックスの3000番で磨きまして最終的にはラプロス8000番まで研磨しますと傷はほぼ消えました
下のボディカラーのブラックまで傷が到達してなくて良かったですね。

3Mのハード1からコンパウンドで磨きましてウルトラフィニッシュでフィニッシュです(笑)
勿論コンパウンドやバフの繊維がコクピット内に落ちない様にマスキングしておきます。
掃除は大変ですからね〜

なかなか綺麗になりましたね・・・角度が良くなくてわかり難いかな?

傷は全く無くなってしまいました。
これなら喜んで頂けそうですね〜(笑)


後少し残ってしまいましたので残りは明日ですね。