Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ホイールの製作

2015-02-16 17:24:21 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は曇りですね~
今夜は雨だと言われていますが、如何でしょうか??
外は結構寒いですが・・・花粉が飛んでる様なので花と目が微妙に反応しております(笑)

さて今日は午前中に文化協会の企画委員会が有りまして出かけてきました。
会議が午前中に有るのは珍しいのですが・・・2月末から3月初めにかけてかなり忙しい様ですね。
まあ無理せずに頑張りましょう。
体が元気に動くだけでもあり難い事ですからね。

昨日の投稿でアイドロンにもレアモデルが存在する事を書きました。
では今までにどんなレアモデルが有ったのか考えてきましょう。
今までにアイドロンとして出たモデルの中で限定版として出た物は確かに生産数が少ない事はわかりますよね。
最近ですとデトマソパンテーラのGT5のシルバーは20個限定だとか、フェラーリF50のバルケッタのイエローは30個限定だったりその他にも30周年記念のカウンタックとかも有りましたね。
確かに数が少ない物をレアモデルと言って良いと思いますが通常モデルでも生産数が少ない物が有るのです、本当の意味でこれこそがレアモデルと言われる物ですね。
その多くは版権の消滅によって生み出される事が多いと言えます、いわゆる大人の事情という奴ですね。
例えばフェラーリ356GT4デイトナのデイトナシート仕様は版権が消滅する直前に出されたモデルなので数が少なく結果的に貴重品という事が出来ますね。
まあ色に寄る生産数も有りますのでここでどのカラーが少ないとは言えませんが・・・。
今ですと残りの在庫が少ないもので再び版権を取らない(売れる車種が少なくて版権を取ってもペイ出来ない)物もこれから希少になってゆく可能性が有ります。
例えばアルファロメオなら個人的にかなり出来の良かったティーポ33のストラダーレとかランチアストラトスなどもそうですね。
ちなみにヴィジョンの完成品のはこに付いている車名を書いてあるラベルの一番下の部分にはフィアットグループとしてのライセンスで作っている様に書いてあります(白文字の部分ですね)のでつまりこの版権が切れるとフィアット/アルファロメオ/ランチアは作れなくなるのです。完成品をお買いになった時にこれらのラベルも良く読んでおかれますと今度はどのモデルがレアになって来るのか想像する事が出来ます。
ポルシェやランボルギーニは大丈夫と思われますよね。
これもまた少しずつ厳しくなっているのです。
例えばポルシェですがポルシェの場合ルマンのマシンがモデル化される事が多いのですが今このルマンが難しくなっている様です。
そう「ルマン」の文字が使えなくなりそうなんですね。
多分ルマンを興行している自動車クラブからルマンの文字を使うならその版権料を払って下さいという事になったのではないかと・・・
と言うのも国内で唯一メタルキットを作っているあのメーカーさんのキットの箱を良く見て下さい。
サルテ24時間になっていませんか?
一見どこのレースなのかわからないでしょ!?今度出て来る1/12のフェラーリ250GTOは皆さんも期待しておられると思いますがあのキットも Sarthe 24hours raceとの表記になっています。
まあこれもいわゆる大人の事情という物ですね、しかしこれを余り言い過ぎますと簡単に模型を作る事が出来なくなってしまうと心配するのは私だけではないと思います。
何か少しずつですが世の中の仕組みが捩じれて行く様に思えてならないのです。

余談が長くなってしまいました、今日も元気に製作を致しましょう。
サイドブレーキのレバーも作らなければなりませんが、先日も同じ様な物(フロントのブレーキレバーの事ね)を作りましたので今日は大物のホイールの製作準備を始めます。
まずは採寸を致します。
このホイールは1/18CMC製の物です
ホイールリムはアルミの挽き物ワイヤーはステンレスでしょうか?ニップルは多分真鍮パイプですね。ホイールの右側の部分はセンターハブの部分です。
採寸して寸法を1/43に直してゆきますが、一応紙に書いてみないとイメージがつかみ難いので・・・書いてみました。

素材は6.0mmの真鍮の丸棒ですね。
外径を4.0mmになる様に削っております。

T57Gはホイールが違いますので4台分20本!のホイールを作ります。
なぜ16本じゃなくて20本なの?と思われるかもしれませんがスペアタイヤも必要なのでね20本必要なのですよ。
まあ予備も作りますので25本くらいは作る事になると思われますね~。
素材が準備出来ました。

このセンターハブはスポークが2列でていますので車体外側から出る物は20本内側から出る物は40本の数になっています。
各々の列はハブの途中に段が付いていまして奥側は大きな円周の部分から出てきます。
なので斜めに段を付けて削っております。

センターの穴を開ける為にセンタードリルで中央に凹みを作っています。

次は穴をあけますね、アクスルの太さはこの差し込み部分を1.0mmで予定しておりますので1.0mmの穴を開けております。
ただスペアタイヤ分についてはセンターロックを付けないので穴の形状を変えておかないと不自然という物ですね。

取り敢えず2個だけハブを切り落としてみました・・・。
雰囲気はなかなか良いと思いますが実際に組んでみないと使える物やら使えない物やらよくわからないですね。

次はホイールのリムを削り出しました。
これは困った事に丁度良い寸法の素材が無くて・・・本来は12mmくらいの物から削れば無駄も無いし早いのですが僕が持っていたのは15mmの物なのですかたがわ2mmも削らないと素材として使えません。
また10本も用意する事が難しかったので3本準備して試作品を作ってみようかと思っています。

ここで時間になってしまいましたのでまた明日も同じ作業をする事になるんじゃないかな??(笑)