KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

知らないのに懐かしい

2005-11-12 19:42:02 | 映画

 「ALWAYS 三丁目の夕日」を見た。公開前から注目していた映画で、VFXと呼ばれる特撮技術も気になっていたし、西岸良平氏の原作も非常に好き、なにより自分が知らない世界を知ることが出来ると考えたのだ。自発的に映画を見に行かない自分が、今回初めて自分から映画館に足を運ぶくらいだから、余程期待していたのはいうまでもない。

 物語の舞台は昭和33年の東京。建設中の東京タワーや都電、オート三輪、三種の神器(テレビ・冷蔵庫)、コーラ、フラフープ、野球盤といった懐かしいモノ、自分はその殆どを見たことも知っているはずもないのに、なぜか懐かしいと感じる。ストーリーも季節ごとに展開される、いくつかの心温まるエピソードがそれぞれ胸を打ち、始まって30分も経たないうちに涙腺ゆるみっぱなし(でもなぜか右だけ?)。短気な父、優しい母、イタズラ好きな少年の住む暖かい家庭、気さくな商店街の面々、ずっと住んでいたいような街・・・。そして、ケータイ、PCが当たり前の今の時代からみれば、テレビ1台で大騒ぎになるなんて、想像ができない。一平の父親で鈴木オート社長を演じる堤真一氏がなぜか、友人Nに似ているのは、ぼくの勝手な思いこみか。終わった後、この余韻に浸りたくて、ちょっと前にはまった「復刻堂」の飲み物が飲みたくなってきた。

 一方、鉄ちゃん的観点からみると、冒頭で六子が集団就職で上京するときに乗るSL、河を渡るシーンで使われているのは大型の模型なのだそうだ。また、上野駅に到着したSLは、京都の梅小路機関区のSLが実際に登場している。また、大通りを走る都電は、その殆どがVFXによるコンピュータによるものだそうだ。しかし淳之介と一平が高円寺まで実際に乗り降りする都電はおそらく本物(察するに荒川遊園に保存されてるもの?)と思われる。

ラストはどうなるか、あぁ書きたいけど書けない。上手く伝えられない。気になるひとは是非とも映画館へGO!

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