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KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

転身した自分を想像してみる【コメントTB不可】

2012-09-29 00:15:45 | 日記・エッセイ・コラム

 気が重いが、このことを書かねばならない。

 

 今つとめている会社が、これ以上ないほど業績が悪化し、先日ついに、ある特定年齢以上の社員を対象に希望退職制度を適用することになった。募集人数は200名、結果定員には少し及ばなかったものの、これまでお世話になった人や、同期がたくさん辞めていくことを知り、非常にショックだった。

 

 ぼくもその対象にはなっていたが、蹴った。

 蹴った、と一言で片付けるのは簡単なことだが、一度は迷いに迷って、今と全く違う仕事をする自分を想像したことも、この際告白する。例えばこんなかんじ。

 

・会社員をやめて、脱サラして、一軒家を建て、小さなカフェを開くとか、 

・高校のころ憧れた、ミュージシャンあるいは音楽家、小説家になってみようとか

・1年くらい、日本あるいは世界を放浪するとか

と、どうしても、誇大妄想的なことしか浮かばない自分が情けない。ある意味、現実逃避をしていた。

 

 そんな現実に戻る。きょうは期の末日ということで、希望退職する人のほとんどは今日が最後の出勤で、次々に”最後の挨拶”に訪れた。またメールも届いた半数近くが”退職の挨拶”という件名だった。

 

 仕事のやり方は、変えなければならない。いつも会社で訓示されてきたことだが、今回仲間が抜けた穴を残った者(自分も含む)で補って、なおかつ今以上の成果を上げなければならないため、物理的に(?)そうせざるを得ない状況になったと思う。頭ではわかっていても、気持ちや体、なにより頭脳がついていけるか?自分自身が今まで以上に試されていることを感じつつ、出来る限りベスト、いや、ベターな状態で業務にあたるには・・・・?

 

まずはドラッガーを読み返してみようかな。

 

<おことわり>

今回の記事に対するコメント、トラックバックの受付はいたしません。また弊サイトのBBSへコメントされましても返答はしませんので、できる限り今回はご遠慮願いたく。

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がんばれ京急、というはなし

2012-09-26 22:08:11 | Railway&RailwayModels

おまえらの愛でモニタが見えない Twitterで広がる「#がんばれ京急」の声

 

 ぼくはここまでではないけど、今回の京急の事故は、県民や利用者には大きな痛手であったとともに、これだけ愛着を持っている人が大変多いのにちょっと驚いたわけで。

 会社に京急を使って通勤してくる同僚が、事故の影響で昨日休んだ。きょうは、家の車で会社まで送迎してもらったのだそうだが、あすは同じように通勤できるかわからないという。

 

 24日深夜、大雨が降って線路に土砂が流入、そこに列車が土砂に乗り上げて脱線。復旧には、現場の土砂を取り除き、脱線した列車を線路上に戻すのだが、トンネル内であることが災い(?)し、作業は難航している。今朝のニュースでは、日中には復旧の見込みのはずが、前述の通りで、あすの初電に間に合うかどうか・・・というところ。

 

 台風などでJ○が止まっても京急は止まらないとか、災害に強いイメージがあるのだが、今回の事故でも脱線はしたが転覆しなかった。TVのニュースで見たら、脱線した先頭車はレールから完全に外れていたが、転覆していなかった。

 鉄道ファンには有名な話だが、京急の車両は、先頭車は必ずモーター付きの電動車でなければならないというルール(?)がある。これは、乗り入れをする他社の車両も同じ。踏切が多く、かりに事故で支障物と衝突しても、電動車ならばモーターや走行用機器があって重量もあるため、容易には転覆しないという。路面電車からスタートした京急ならではの考え方が、今も息づいている。

 転覆しなかったのは先の理由だからとして、不幸中の幸いは、現場すぐ先のトンネルが複線用だったため、トンネル内にある程度の空間があった。もしこれが昔の単線用なら、まちがいなくポータルに激突して、惨事は免れなかっただろう、と考える。 

 ただ、以前((1997年)にも現場近くで土砂崩落による脱線事故を起こしていることもあり、そのときの対策が十分なされていたかについては、批判されてもしかたないように思う(現場は、対策の対象にはなっていなかったという)。しかしこれ以上あれこれ書くと、ぼく以上に熱心なファンから指摘されそうで怖い(^^;ので、このへんにしておく。

 

 個人的には、ただただ、早く復旧して欲しいと願う。もちろん安全第一はいうまでもないが。でないと、いつも利用する○須賀線がその影響で普段以上に混むんだもの・・・(_ _;

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雨が降っても傘はささない

2012-09-24 22:50:18 | 日記・エッセイ・コラム

 帰りがけ、駅に向かう途中で、大粒の雨が降ってきた。

駅まで100メートルくらいしかないので、多少濡れるのは覚悟の上で、小走りで駅まで駆けていくが、昔のように俊敏になれない。息も続かない。結果、頭や肩が気になる程度に濡れてしまう。

 

 最寄りの駅で降りるとき、また雨が降りだした。

今度は、バスターミナルの屋根のあるところを選んで歩く。先ほどよりは濡れずにすんだが、こんなことに喜んでていいのだろうか?

 

”雨が降っても 道を選べば 傘をささずに歩ける

 きずつかないで生きてくために 時々自分もだます” 

 
 

昔聴いた、KANの「東京ライフ」の一節を、口ずさみながら、コンビニ惣菜片手に帰宅する自分。

結局傘さしたけどね・・・。

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東京メロディー

2012-09-22 23:05:30 | 日記・エッセイ・コラム

 気を揉むようなことが多かったからか、今週はひどく疲れた、と感じている。

 朝はひさびさに11時近くまで寝てた。起きてひと通りの家事をこなしたものの、出かけようとか、リフレッシュしようという気力が全然起きず。欝になったかなと自分を心配するくらい。

なので今日は、こんなDVDを見て過ごしていた。

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「Tokyo Melody」という映画。1984年5月現在の坂本龍一氏を追ったドキュメンタリー風のフィルムで、フランス人の女性監督・エリザベス=レナードによる作品。挿入曲はもちろん教授によるもの。教授へのインタビューの他、レコーディングの様子、YMOや「戦メリ」、当時出演していた保険会社のCMからの映像もあり。

インタビューでは、今の教授の政治的発言の一端を垣間見ることもできる。同意するかどうかは別として。

また音楽的には、フェアライト(サンプラー)を使ってレコーディングする様子や、「東風」を、当時奥さんだった矢野顕子とのピアノ連弾、というのもある。ラストの、「Self Portrait」のBGMに合わせてピアノ演奏するシーンが個人的にお気に入りだったりする。

それとは別に、当時の東京を映し出しているのももうひとつの興味であり、たとえば、

・駅の改札で、駅員が切符にハサミを入れるシーンがあったり、

・地下鉄の照明が一瞬、消えるシーンがあったり、

・「アルタ」の大型モニターが電球式(!?)(メッセージボードも電球式!)。

など、今では見られない、昔(子供時代)なら当たり前と思っていた光景が、この映画の中にはうまい形で残されている。

 こんなふうな、教授のさまざまな素顔と、当時の東京の情景を切り貼りしたような構成で、映画を見直して思うのは、舞台は東京なのに、東京らしくなく、なにか西洋の「匂い」が感じられる。教授のファンか、人となりを知る者でないとこの映画の面白さはわからない、ひじょうに玄人向けの映画だと思う。DVDになったとはいえ、当時あまり店頭でも見かけなかったから、見られる機会は非常に少ないかもしれない。

 

この映画で製作中のレコードが「音楽図鑑」だったことを最後に付け加えておく。

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蔵の街を歩く~パート2

2012-09-19 00:51:46 | まち歩き

前回の続き。

 

 「川越シュー」ってなんだろうと思い、のぼりを立てていた「亀屋」という店に入る。

別腹用(?)のデザートが欲しいなとも思ってたので、1個だけ購入。

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茶店のような席で一服していると、足元に、店の前から奥に伸びる、二本の鉄の棒。

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なんとなくレールにも見える。

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奥には、こんなものも。これはもしや、アレとは思うのだが・・・。

 

 店の人に聞いてみたら、こんなこと聞かれるの初めてみたいな表情で若い女性店員が応じてくれた。「ちょっと調べてきます」といって店に入り、しばらくして戻ってきた。

結果、予想通りこれらがトロッコと、そのレールだということまではわかったが、何を運んでいたか、というところまではわからなかった。それ以上のことはわかりませんが、もしよろしければ、というので、川越のマップと、「日本の老舗」という小冊子をもらった。この次お客様が訪れるまでの宿題にしますから、という一言も添えて。

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お礼を言って店をあとにする。元来た道を駅方面へ戻る。

途中で見かけた、某○猫宅配便の店舗に飾られた、版画(?)風イラスト。味なものだ。

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こんどは、西武線の本川越駅へ来た。

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ここからは、西武新宿線で移動する。

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所沢に来たところで、カメラを持った多くの人が。ホームの端に行ってみると、

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おおっ!またいた。こんどは、奥の引き上げ線に・・・!

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やがて、折り返しでゆっくり列車が入線する。行き先は有楽町線経由の「新木場」。車両は前回も見た、東急5050系だが、ここは西武線。

これも前回同様だが、1年後にはこの光景が普通になる・・・というのが半ば信じられない、というのが正直なところなのだが。

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繰り返しますが、ここは西武線の所沢。発車案内にも次発「急行・池袋」行とある。

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出発を見送ったあとは、ふたたび新宿線で新宿方面へ行き、ヨ○バシでちょっと買い物。

前半引っ張った割には、最後はこんなバタバタな幕切れ・・・すんません。

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蔵の街を歩く~パート1

2012-09-17 20:45:48 | まち歩き

 3連休の最後くらい、家に閉じこもってないで、どっか行ってみようと、ふと思った。

何も考えずに電車に乗り、着いたのは渋谷。副都心線の地下5階のホームだ。

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いまはまだ工事中だが、来年このトンネルが東横線とつながり、いよいよ大きく変わっていくのだな、と思っていたら、池袋方面から入ってきた列車を見てびっくり!

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なぜか東急の5050系(4000番台)が、渋谷行き急行として来た。1年後なら当たり前の光景になりそうなものだが・・・。

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折り返して、「急行・川越市」行となる。川越も久しぶりだな、行ってみるか。

ということで、

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約1時間乗りっぱなしで、終点まで乗り、川越市に着いた。もちろん、ここは、東武東上線。雨が強くなった。

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ちょっとだけホームに居残り、折り返して上りホームに入る東急5050を撮る。渋谷行きというのは東急ではごく普通のことだが、ここは東武線。

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駅を出ると、さっきまで降っていた雨もポツポツとなり、なんとか傘ささなくてもあるけそうだ。目的地は、蔵造りの街並み、そして、「時の鐘」。

歩いてちょっとしたところで、足が止まった。

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この音楽スタジオに、デジャブめいたものを感じたからだ。店の名前は・・・「チコ」!うん、思い出した。かなり昔、友人とバンド組んでたとき、1度練習で来たなぁ。

幸先良いスタートだったかもしれない。雨もすっかり上がり、晴れ間も見えてきた。

歩き続けて20分くらいだろうか、ようやく、「蔵造りの街並み・一番街」に着いた。

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空が広く感じるのは、それまであった電線がこの区画ではなくなっているから。

信号待ちの時に、「待ってる間に試食して行きなされ」というので、

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「まめ屋」の、きな粉まめをつまんでいく。

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ほかにゴマや抹茶の粉をまぶしたものもある(えんどう豆って言ってたが、そら豆じゃないかなぁ?と思うのだが)

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 どれも長い歴史を持つ立派な建物(蔵)。しかし予備知識はほとんどゼロだから、建物そのものについてはまったくといっていいほど詳しくない。ただ、こういう雰囲気の中を歩くのが好きで、いいなぁ、いいなぁと思いながら、闇雲にシャッター切ったりもする。それゆえ、

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こういうのとか、

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こういうのにどうしても興味がいってしまうわけで。

そうこうしているうちに、「時の鐘」に着いた。

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正午になる直前で、大勢の人が集まっていた。「残したい日本の音風景百選」にも選ばれた音とは、はたして・・・?

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鐘をつく棒が自動的にゆっくり後ろに行って・・・そして、

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「コォ~ン・・・」・・・

ぼくには正直、拍子抜けしたような音のように感じた。けど、これがありがたいのだろう、そう勝手に納得するも、機械じゃなくて、昔のように人が撞いたらいいのに、という思いもあり。

 

 見るものも見たし、昼時でもあるので、このお店に入る。その時また背後で「コォ~ン・・・」・・・なんかどうでも良くなっちゃったかも!?

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あまり客もいなかったようで、スイスイ奥のテーブルへ通された。

メニューに「紫いも餃子」とある。ちょっと興味がわいたので、それを注文。一緒にラーメンではなく、半チャーハンにした。

これがその、「紫いも餃子」。

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皮に紫芋が練りこまれていて、さらに具の中にサツマイモ(紅東)が少し入っているという。なので少し甘い味かなぁ、と思ったが、やっぱりギョーザだった。

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よく見たら、TVやFMラジオでも頻繁に(?)紹介されているらしいことが店のあちこちの張り紙でわかる。

食べ終わって店を出る。注文が少なかったからか、もうちょっと食べたいなと思い、またフラフラ散策。

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人力車による観光も良さそうな気もするな。

通りに戻って、また歩いていると、「川越シュー」なるお菓子があるのを発見。

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どんなお菓子なんだろう・・・?というところで、この続きは次回!

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体操あれこれ【注意】

2012-09-16 17:02:31 | 日記・エッセイ・コラム

今回は一部、ちょっと過激なネタが入っています。ご注意を・・・。

 

 最近、といっても少し古いかもしれないが、「あたりまえ体操」というのがお笑い番組で人気なんだとか。CMでも替え歌をやっているが、本家(?)は知らないので、You○ubeで検索してみて見たのだが・・・聴けば聴くほど腹立たしいのなんのって!さすがにクスクスとはするけど、直後に「だから何なんだよ!」と思うわけで。

 

 それはともかく、体操と聞くと、真っ先に思い浮かぶのが「ラジオ体操」だね。

小学生の夏休みは毎朝(といっても、最初と最後の各10日程度・・・)6時半に公園に集合してラジオ体操をする。社会人になっても会社で朝流れるので、早く来たときはたまにだがやっている。

 昭和のはじめから続いてきたラジオ体操が、戦前~戦後当初は今のと全然違うってのは有名な話のようで、先日見た某タ○リ倶楽部でも、戦時中の「ラジオ体操第三」を再現するってのをやってたな。余談だけど、「体育」という授業も、昔は「体操」といっていたそうな。「体操」という言葉に、なぜかノスタルジックさを感じるのは、そのためのように思う。

 

 そうそう、前に、ラジオ体操のネタでツイートしてたら、某鉄道会社に転職した友人から、「うちでやってるのは動きも複雑で長い」と返信があった。調べてみたが、おそらく「国鉄安全体操」ってやつかもしれない、が、違うかもしれない。

 

 YMOにも「体操(TAISO)」って曲がある。ミニマムの好きな曲。でもあれは教授の号令のとおりやったら異星人(?)みたいな動きになるし、ケイレンの運動、ってもよくわかんない。ケイレンってそもそも運動なのか、と。

しかし体操の音楽って、ほとんどピアノ伴奏曲(戦前は除く)なんだね。

 

ところで、最初の「あたりまえ体操」を検索していて、つながりで検索を続けてたら、「むきむき体操」なる言葉が出てきた。何かと思ってヒットした記事を読んだら、(以下、閲覧注意)

若いお母さんたちの間で、息子のムスコの形状を気にするあまり、赤ちゃんのうちから男性器の包皮を無理やり引っ張って剥こうとしている、ということだそうだ。理由としては、自分のパートナーの形と違うことに不安をもっているかららしいが(_ _;この体操(?)のポイントとしては、「少し強めに引っ張ること、ただし強すぎて皮がきれないように」なんだって。

(いいことさんざ書いてきたつもりなのに、最後でこんなネタ持ってくることになって、申し訳ありませんっ!)

・・・ということです。

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治験日記~開始前

2012-09-15 22:09:36 | 健康・病気

今回、「治験」というものを、受けることにしました。

生まれて三十数年、どうやっても治らなかった、ある病気を治すためです。今回はまず、ここまでの経緯を簡単に。

 

7月、血液検査を行い、ハウスダストのアレルギーを持っていることがわかった。詳しくはこの記事に詳しいが。

 

8月某日 アレルギー性鼻炎患者を対象とした臨床試験というものがあり、それに参加してもいいと病院に連絡する。

 

9月某日 病院にて1回目の説明を受け、同意すると同時に、アレルギーを再度チェックするため採血を行う。80ccと、意外と多く採られたな。

そして今日、再度病院に赴く。採血の結果、予想通りハウスダストのアレルギーが出た。そのあとで、最終チェックとして、アレルギー反応を確かめる検査を行なった。

鼻の穴に小さな錠剤を入れる。錠剤はハウスダストの弱めたもので、これで反応が出るかを確認する。1度目では出ず、2度目でクシャミが出て、陽性と判定された。

治験の期間は1年。時々、こんな形で書いていこうと思う。面白くなるかどうかは未知数だが。

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アニキ、おつかれさま

2012-09-12 21:57:04 | スポーツ

 ぼくは長男で、年長の兄弟がいないので、自分が「兄貴」と呼べるのは従兄弟を除けばこの人しかいない。

 阪神タイガーズの「アニキ」こと金本選手が、ついに今期限りで現役を引退することになった。

 

 阪神に移籍する前は、広島カープにいた。カープといえば、おなじく「鉄人」といわれた衣笠祥雄氏がいた。カープ出身の選手は、とにかく強い。強いというのは、チャンスに強いとかではなく、怪我をしてもそれをおして出場し、結果1492試合連続フルイニング出場という偉業を成し遂げる(この偉業は10年以上かかっている!)。そういう「強さ」に、ファンもぼくも憧れ、応援したものだ。

 しかしここ最近は出番も少なく、成績も芳しくなく、それゆえの批判やスキャンダルによるバッシングも多々あった。本人の発言で、最近の3年間が一番惨めで苦しかったという。

 44歳という、選手としては通用するかどうかという年齢で、本人の思いとうらはらに、体がついていかなくなったこととの葛藤に悩みぬいた決断だったと思う。

 

 ながいあいだ、お疲れ様でした。

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動物の声なきこえを聞け

2012-09-10 21:58:49 | 日記・エッセイ・コラム

 朝のTV番組で人気者だった2匹の犬の兄弟は、夏のある日、車の中に閉じ込められ、熱中症になって死んでしまった。全国を旅してきたというこの兄弟、放送中に吠えたりしないよう、声帯を取っていた、という話もあるという。

 

 そして、別の動物バラエティー番組の人気者だったチンパンジーが、人に襲い掛かるという事件を起こし、出演していた番組も引退に追い込まれた。

 

この2件を取り上げて、何が言いたいかというと、人間が、どこか動物を、なめてかかってんじゃないのか?ということ。

 様々な動物が、テレビに出て芸を披露したり、人間と同じようにドレスを着飾ったり、時には全国を旅したりもする。それ自体が悪いとは言わないが、ごく一部の人間の勝手な都合で、テレビで芸をできるように”調教”したり、時には”前処理”を行うこともある。それが「人間」が楽しむ「エンターテイメント」のためになる、というのなら、こんなのは見たくもない。

 

 昔の「猿の惑星」の映画じゃないけど、動物と人間の立場がもしも逆転したらと考えたら、ゾッとしないか。映画では、サルが星の主となっていたようだが、もし、あの兄弟犬やチンパンジーが目の前にあらわれ、「お前も俺たちと同じような目に遭わせてやる」と言われたら・・・。

 毎日毎日、いろんな知らないところに連れて行かれ、カメラの前ではにっこり笑顔。でも声は出せない。ある日、狭い車に押し込められ、外からの太陽の熱線により体力も奪われ、汗もでなくなる。声帯を取られているので、助けを呼ぶことも、泣き叫ぶこともできない。

 あるいは、チンパンジーに芸を仕込まれ、それなりの人気を博すも、ある日、メスのチンパンジーに手を出したことにより、それだけで凶暴と恐れられ、表舞台から追放される。 

 

 動物が好き、とか、動物と共存できると自信を持っていう人たちには、今回、誠に申し訳ないことばかり書いたと思っている。だけど、言葉で通じないもの同士のコミュニケーションって、思った以上に難しい。今回のように、ひょんなことで人に襲いかかったり、不注意で殺める結果になってしまったが、翻訳コンニャクを食べさせて彼らの声を聞いてみれば、きっとこんな、不満だらけだったのかもしれない。

「もう勝手な人間とは付き合えん!俺は俺の好きに生きたいんだ!」

 

 このあいだニュースで報じてたはなしをついでに。

 県内の自動車専用道路が一時通行止めになった。その原因は、家畜運搬トラックから脱走したブタだった。人間の都合でブクブク育てられ、あとはされるだけの運命だったブタは、束の間ではあるが、外に出て走り回る「自由」を満喫できたのかもしれない。

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