気が重いが、このことを書かねばならない。
今つとめている会社が、これ以上ないほど業績が悪化し、先日ついに、ある特定年齢以上の社員を対象に希望退職制度を適用することになった。募集人数は200名、結果定員には少し及ばなかったものの、これまでお世話になった人や、同期がたくさん辞めていくことを知り、非常にショックだった。
ぼくもその対象にはなっていたが、蹴った。
蹴った、と一言で片付けるのは簡単なことだが、一度は迷いに迷って、今と全く違う仕事をする自分を想像したことも、この際告白する。例えばこんなかんじ。
・会社員をやめて、脱サラして、一軒家を建て、小さなカフェを開くとか、
・高校のころ憧れた、ミュージシャンあるいは音楽家、小説家になってみようとか
・1年くらい、日本あるいは世界を放浪するとか
と、どうしても、誇大妄想的なことしか浮かばない自分が情けない。ある意味、現実逃避をしていた。
そんな現実に戻る。きょうは期の末日ということで、希望退職する人のほとんどは今日が最後の出勤で、次々に”最後の挨拶”に訪れた。またメールも届いた半数近くが”退職の挨拶”という件名だった。
仕事のやり方は、変えなければならない。いつも会社で訓示されてきたことだが、今回仲間が抜けた穴を残った者(自分も含む)で補って、なおかつ今以上の成果を上げなければならないため、物理的に(?)そうせざるを得ない状況になったと思う。頭ではわかっていても、気持ちや体、なにより頭脳がついていけるか?自分自身が今まで以上に試されていることを感じつつ、出来る限りベスト、いや、ベターな状態で業務にあたるには・・・・?
まずはドラッガーを読み返してみようかな。
<おことわり>
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