前回のつづき。いよいよ3日目です。
朝食後、2泊したホテルをチェックアウトし、旅がスタート。
またも近鉄新大宮の駅前、踏切で伊勢志摩ライナー用車両が通過していく。
この日は電車を使わず、路線バスで移動する。
近鉄奈良駅前。やはり観光客や修学旅行生はほとんどおらず、通勤通学客が乗ってくる。
バスはここからさらに東へずんずん坂を上っていき、「東大寺大仏前・春日大社前」で下車する。
まずは東大寺を訪問。
南大門の前にて。時間はまだ朝8時前というのに、もう多くの観光客、修学旅行生たちが。
もちろん、シカも!
南大門の金剛力士像。阿形(左)、そして吽形(右)。
中門で左に曲がり、
受付を経て、大仏殿へ入る。
巨大な大仏殿。江戸時代再建の三代目。昭和55年に修理し現在の姿に。
幅57メートル(間口7間)、奥行55メートル、高さ48メートル。大仏殿前の人の大きさを見ても、その巨大さがわかるが、奈良時代の創建時、鎌倉時代の再建時のそれと比べると、大きさは小さくなっているのだそう。
そしてご本尊、大仏さまこと「毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)」。
盧舎那仏の両脇に仕える脇侍「虚空蔵菩薩(向かって左)」と「如意輪観音(同右)」。
創建時代から残る、八角燈籠
大仏殿内部の裏に、東大寺創建時の伽藍全体を再現した木製の模型がある。
伽藍を出て、。修学旅行では行かなかった、正倉院を見学しようと思ったが、公開時間前(このとき8:40)だったので、
最後に訪問を予定していた、興福寺へ。最初に乗ったバスを、2停留所分もどる形で。
まずはご本尊のいる、東金堂と、
隣の五重塔。
南円堂と、
その一段下に、三重塔。
まっすぐ北に進むと、突き当りにあるのが、北円堂
興福寺は、藤原家の氏寺として、平城京遷都とともに建立したが、周囲より一段高い台地にある。
北円堂のある場所から、奈良駅、平城宮方面を見る。
高低差がわかるのは道路くらい。
そして、目玉は何といっても、今年10月落慶したばかりの、300年ぶりに創建当時の姿に再建された中金堂。
訪問した前の週(10/7~11)に落慶法要が行われたばかり。ニュースでも報じてましたね。
一般拝観はまだできない(10/20より)時期だったためか、所どころ気になるモノはあっても、美しい姿をみることができた。
その金堂を、少し下がって、南大門跡から。
ちなみに、ここから石段を下ると、猿沢池。
中金堂の後ろ(写真の左)にあるのが、かつて仮金堂とされた建物。
本尊である木造釈迦如来像ほかを中金堂へ移して金堂としての役割を終えた後、現在は講堂(仮)となっている。
こちらは食堂。
今は阿弥陀如来像をはじめとした、国宝館として一般公開(有料)されている。
この興福寺では、今後も南大門、中門などの復元工事を計画しているという。時が経つと、また違う姿をみせてくれるのだろう。
興福寺から、ふたたび東大寺へ戻る。先ほどの正倉院を見ていくのだが・・・この続きは次回。