KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

ぼくらはみんな いきている

2016-07-31 01:38:16 | 日記・エッセイ・コラム
中学生のころのはなし。
当時所属のクラスでは、特殊学級(いわゆる障碍児学級)の子たちと一緒に授業を受けることがあったり、教室掃除を手伝ったり、体育祭も(クラス対抗だったこともあるが)同じ組に入って一緒に汗を流したり応援したりしていた。

しかしある時、思い返すと修学旅行の前だったかもしれないが、その特殊学級組の担任が、同じ学年の生徒全員(自分も含む)を集めたことがあったが、その前で言った言葉が忘れられない。

「ウチのクラスには、いわゆる”知恵おくれの子”がいる事は知っているだろう。君たちは、彼らの行動や言動について笑ったり、バカにしたりしているようだが、彼らは彼らなりに一生懸命生きている、頑張っている、君たちと同じ一人の人間なんだ。だから彼らをからかったり、必要以上に彼らを手助けしようということはするな!

・・・そんな気持ちはなかったつもりでいたものの、最後の言葉は衝撃的だった。頭や体では、それは当然だと思ってても、心の奥底、もしか無意識レベルでのどこかで軽蔑していた目を持っていたのでは、ということに。

 その一方で、弱い立場の者たちだから助けてあげなくてはいけない、というこの「弱い人」と勝手に解釈していること自体がじつは「差別」なのだと、はじめて気づかされた瞬間でもあったからだ。

知識や能力などは、どうしても差がついてしまうことはあっても、今を一生懸命、生きていること自体に優劣などありえない。ましてや、差別の対象にもならない。

それだけに、今回のあの事件は、どうあっても許されるものではない。
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弱い者へのねらい撃ちは卑怯かつ最低だ

2016-07-27 00:19:40 | ニュース
 朝一番で見たニュースは、同じ市内に住む者としてもひじょうにショックだった。

TV中継で見た救急車の車列。閑静な住宅地の中にある、障がい者施設内での犯行。就寝中の入所者(全員、知的障害を持った人だったという)の居住棟に侵入し、次々と襲ったという。

明らかに、抵抗できない、弱い立場のと知って狙ったことはまちがいない。本来、そんな彼らを守るべき職員として勤めていた人間が、どんなきっかけかは不明だが、ひどく対極な思想に偏ったがために、障がい者抹殺すべしという、自己のゆがんだ理想を実現させようとし、そして現実に起きてしまった。

事件の半年前に、犯行予告とも取れる手紙を衆議院議長邸宅に届けていた、ということから、自らの(常識で考えれば)反社会的な考えに国家からの「お墨付き」を貰ったと勝手に思っていたのかもしれない。

戦後最悪の19人を殺めた結果に、今は怒り以外の感情がでてこない。
もっと考えることがあるはずなのだが、その時改めて書くことにしよう。

入所者刺され19人死亡=障害者施設、侵入の元職員逮捕-26人重軽傷・相模原(時事ドットコムニュース)
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なつやすみの宿題、一丁あがり(!?)

2016-07-25 23:39:17 | Railway&RailwayModels
 昨日のはなしですが、川崎市の多摩市民館にて、「夏休み親子工作教室」というのがありまして、今年もスタッフ講師として参加しました(→去年の記録)。


今年も定員20人(組)に対し、応募がなんと50人(組)。倍率2.5倍という厳しい抽選を勝ち抜いた21組が参加されました。

内容は去年と同じ、刃物(カッターナイフ)の使い方を練習することで、鉛筆けずりから。
そのあと、昨年からはじめて好評だった、樹木の製作へ。



今回は進みの早そうな、高学年の男の子3名と、付き添いのお父さん1人の4名がチャレンジする班の担当に。最初の鉛筆削りはみなソツなくこなしていた。


午前中までには基本的な工作は大体終わっていた。午後からは、それにいろいろ付け足していよいよ生徒さんたちのオリジナリティが発揮されていく。



石畳のプラパーツを切り刻み、波打ち際の岩を再現したのだそうだ!

そして、今年はついに、トンネルが登場。作者の生徒さん、どうしてもこれが作りたかったのだそう。


プログラムの最後は、生徒みんなが作った作品をつなげ、Nゲージ電車を走らせるイベントで締める。



昨年は、背景に夕焼けが追加されたが、今年はス○イツリーとか、ベ○ブリッジなどの背景がさらに追加された。グッと引き締まるものも。


中には、背景にこれらの写真を使わず、白いプラ板(材料として支給)を切り抜いて夏の空を表現!

これを作ったのは、生徒のお母さん。そのセンスの高さに脱帽。


高架線の地面部分に、高低差を付け、真ん中に川を通した作品。「これは初めて見た!」とスタッフ誰もが言っていて、ぼくもそう思ってたのだが、この記事まとめているときに過去記事調べてたときに、偶然これ見つけてしまったわけで。

これで、夏休みの宿題、一丁上がり(!?)かな。
でもこういう作品を見ていると、思いもつかない方法やセンスを発見したりすることもあり、それが模型作りのヒントにもなる時がある。ただ教えてるだけじゃなく、案外こちらも勉強になってるんですよね。


・・・冒頭の出だしは、じつは去年のやつほぼそのまんまだったりします(^^;
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完全休養(?)してた日

2016-07-23 23:12:49 | 日記・エッセイ・コラム
 きょうまた一つ歳を取ってしまい、ついにバカ○ンのパパと同じ年齢に達しました。
FBほかでコメントいただいた皆様、ありがとうございます。

とはいうものの、やったー誕生日だ、嬉しー、という気分からは程遠く、ここ数日のすごい疲れと昨日は腹痛(単なるプレッシャーからのストレスだと思うけど・・・?)にも悩まされ、4x回目の誕生日は一歩も外へでずにぼんやり過ごしておりました。

TVを見てたら「ポケモンGO」なるアプリが先日日本で配信開始したらしく、きょうは最初の週末ということもあり、朝からニュースで中継放送もやってたようだけど、ポケモンで遊んだことのないぼくにとっては、何が面白いんだろう、と首をかしげてしまう。

といってこの話を中途で締めるつもりはなく、あえて擁護するならば、現実と仮想現実、あるいは空想の世界が混同する中で遊ぶ面白さは、自分が今やっている模型で、実在する場所をテーマにジオラマ作り上げる楽しさに似ている気がする。



ただやっぱり、歩きスマホは危ないよ、って、自分(に)も言ってみる。

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昭和のテレビは面白かったなぁ

2016-07-20 22:16:11 | テレビ番組
 永六輔さんに続いて、大橋巨泉さんまで亡くなられたとは・・・最近出演された番組を見てても、お二方ともすっかり痩せ細ってしまい、痛々しささえ感じてしまった

で、巨泉さんの番組で、一番よく見てたのは何だったか?

11PMを見るにはまだ早かった小学生時分、夢中になってみてたのは「世界まるごとHOWマッチ」か、「クイズダービー」だったな。だけど最近、1夜限りで復活したという「クイズダービー」はちょっと物足りなかったなぁ・・・と思うわけで。

追悼ニュースでも紹介されていたが、自分の趣味(ゴルフ、競馬・・・etc)のコンセプトをバラエティー番組に持ってきて、自分流に消化したうえで、誰でも楽しめるようクイズ番組にアレンジしたからこそ、子供が見ても十分耐えうる番組だったと思う。

当時の番組がいくつかY○u○ubeでアップされてるのを見返すと、やっぱり面白いんだよね。何より番組のテンポがいい。今のバラエティー番組との決定的な違いを見た気がする。
解答者(芸能人)「○○さんに千点」「最後は○○さんに全部」というフレーズも、当時からはやったし。

https://www.youtube.com/watch?v=xB6VCCqJSLw

↑これは「クイズダービー」の後半部分だけだが、巨泉さんと解答者(とくにゲスト枠の定岡正二氏)とのやりとりに番組の面白さが凝縮されている。こういうのは今ホントに見かけなくなっちゃったような気がする。

CMでの「はっぱふみふみ」や、「なんちゅうか本中華」も・・・

合掌
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ああ、PL、PL~

2016-07-16 09:16:47 | スポーツ
今夏限りで休部のPL学園終戦 6-7で涙(日刊スポーツ)

 まだ小さいときに、初めてテレビで見た高校野球の試合で、驚いたことがあった。
1試合で二十何点も差をつけ、圧倒的な強さを見せたチームがあった。

最近もたまにそういう試合があったり、今各県での予選結果を見ても、10点、20点差でコールドになったという試合もざらにあるのだが。

それが大阪のPL学園の存在をはじめて知った日だった。
当時は「KKコンビ」と言われた、桑田氏、清原氏がはじめて注目され、期待通りの活躍(怪物!?)ぶり。他県を応援していた身にとって、あまりの強さに恐れを抱いてさえいたものだった。

それから数年間、KKコンビがともにプロ野球へ進み、いなくなっても、PL学園が全国大会に出場すると、毎回いいところまで進むものの、それも次第に聞かれなくなり、最近では度重なる不祥事という悪いニュースばかりで有名になってしまう。

新入生募集もなく、部員も3年生のみ11人しかいないギリギリの状況で迎えた今年の大会を以て休部という結末を迎えることになった。

あれだけ強かった、恐れを抱いてさえいたチームが、地方大会の1回戦で、善戦はしたものの敗退してしまうという悲しさ。応援に来ていたOBの落胆ぶり。敗退したから校歌も歌えないが、「ああ、PL、PL~♪」という校歌が、だれからともなく歌いだして大合唱になる・・・。あの時からすごく遠いところに来てしまったかのような、そんなことを感じた昨日のニュースでした。
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キャプテン・・・

2016-07-13 22:31:05 | アニメ・コミック・ゲーム
 ここ数日なぜかひとりテンパり状態が続いた(今も続いてる!?)ので、気分変えたくてこんなおはなしを。

電車の中で見る「トレインチャンネル」のCMなんだけど、某ガス会社の電力自由化に関するもので、あの「キャプテン翼」の作者、高橋陽一先生が描いたバスケ漫画を読む、というのがある。広○すずさん似の女子がバスケ部のキャプテンになり、どこかで見たことある合体技による跳躍でダンクシュートを決める・・・という内容なのだが、そのCMに作者本人もなぜか出演されてるし。

それを見て思い出したのは、はるか昔、小学生の時に見た「ズームイン!朝」。
昭和生まれならご存知かもしれないが、7時30分前後に、某S社のCMも生放送されていた。「りぼん」「Lee」「ノンノ/メンズノンノ」などの雑誌の中でひときわ目立ったのがおなじみ「週刊少年ジャンプ」。雑誌そのものよりも、じつはその宣伝CMのほうで先に存在を知ったわけで。
当時の連載紹介にもちろん「キャプテン翼」もあったが、そこに当時アニメで主人公、翼の声優やってた女性も生出演されてたので、「俺、キャプテン翼の・・・」という出だしと、終わる直前の「週刊少年ジャンプは本日(明日、の時もあったか)発売!ジャンプ!!」フレーズがアニメ(もちろん見てましたけど)以上に印象に残ってて。

後にこの方が、高橋先生の奥様になられたことは、あとで知って滅茶苦茶驚いたりも。


そういや、雑誌の生放送CMってとんと見なくなったなぁ・・・と、遠い目。
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どんな結果であろうとも

2016-07-10 01:16:01 | 日記・エッセイ・コラム
今これ書いてる時刻からして、夜が明けたら参議院選挙の投票です。

その前に、以前イギリスの国民投票のはなしを書いたが、「EU離脱」を決定した後に「ダマサレタ」「コンナハズジャナカッタ」「ヤリナオシタイ」という声が噴出して、本当に民主主義が徹底していればこんな声は出ないはずなのにと、じつは内心ガッカリしている。


日本では、一般の人が国政に意見を言えるのが、自ら立候補したり、国民投票がある以外は、代表者を選出する選挙しかない以上、その点を気を付けないといけないと思う。

そのうえで投票し、かりに自分の予想に反した結果になったとしてもジタバタせず、また無為な怒りもせず、粛々と受け入れることが、民主主義の第一歩だと、ぼくは思うのだが。


だけど冒頭のような声が、あと20時間近い後にはあちこちからドカドカ出てくるんだろうな。けんぽーいはんだ、ふせーしてるとか、どうしても結果を受け入れられない人達は、どんな悪あがきするのだろう?
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ごはんができたよ

2016-07-09 00:44:39 | 音楽
先日やっていた「ファミリーヒストリー」は、矢野顕子さんの特集だった。

1980年発表のアルバム「ごはんができたよ」。


この表題曲「ごはんができたよ(M-13)」の歌詞の中に「お医者さんちのあっこちゃん」が登場するが、まぎれもなく自身を指してるようで、「怒られてばかりいた」という父だけでなく、伯父、祖父まで一貫して町医者をしていたことも今回知ってちょっとびっくり。

録画していたこの番組を観終わった後、ひさびさに納戸から引っ張り出してこのCD聴きながらこれ書いているが、なぜか古臭さを感じない。
彼女を形容するときに必ずと言っていいほど出てくる「自由奔放」、「天真爛漫」さの例として、同アルバム収録の「げんこつやまのおにぎりさま(M-9)」にような、童謡をテクノポップ(というか、YMOのような)アレンジすることが、じつは矢野さんの祖父の絵画の作風にそのルーツがあるのかなと、あの番組を見てそんな風に思ったわけで。


”辛いことばかりあるなら、帰って、かえっておいで”
曲の一節を、今回最後につぶやいてみる。
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浅草でJNMAフェスティバル

2016-07-05 22:39:43 | Railway&RailwayModels
 少し更新サボってしまったが、今回は先日のJNMAフェスティバルの模様をば。

今年から浜松町ではなく、浅草台東の産業貿易センターでの開催となった今年のJNMAフェスティバル。


場所は変わっても、路面モジュールの出展はありました。

個人的に見たかった、新作の熊本・新町停留所。去年自分もここ訪れて、作ってみたいと思ったのだが・・・これはもう脱帽モノ。



柏崎で初お目見えの熊本城も、緑濃く充実してきました。あとは、本家の復旧を祈るばかりか。


こちらは、以前から知り合いの、イラストレーターTonyさんの初作品。
ヨーロピアンな街並み、建物はすべて自作。

写真にはないが、オブジェとしてこちらもジオラマのわきに置いてあった。

Zゲージサイズのスチームトラム。

懐かしい作品が。初期の玉電モジュールや、


いまはなき某百貨店で開催した鉄道イベントで出展した代官山駅のほか、


自分も、その時に出した作品を数年ぶりに引っ張り出して持って来たり。


そして今回の最年少、K君の作品。

Zゲージ(Nナロー)の軽便電車を自作するあたり、渋い・・。

彼に初めて会ったのは、とある工作教室でその時まだ彼は小学生だった。このモジュールを作ったのは中学生の時で、今はもう大学生になった・・・。ぼくはその間何してたんだ(!?)

それにしても今回は、新作、過去作とも、それぞれ思い入れの深い作品がそろったように思う。





これって、最近また新たに起こりつつあるジオラマに関する流れを意識しているのか、いないのか・・・?

おまけ


「下界で面白いことやってるなぁ・・・」「そろそろおれたちもひと暴れするか」
なんて雷様が言ったか言わなかったか、定かではありませんが、翌日はひさびさの雷&ゲリラ豪雨でしたね。
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