小学1年から大学まで、偶然にも同じ学校だった女性がいた。小学生当時から快活かつ好奇心旺盛で、中学、高校でもそれは変わらなかったとぼくは思っている。ぼくはそんな彼女に、特別に好意を寄せていたわけではなかったが、気が付けばすぐ近く(当時、家もすぐ近所だった)にいて、気になる存在だった。しかし、彼女と会話したことはあまりなく、高校や大学のキャンパスですれ違ったときなど、軽く挨拶する程度だった。ただ、会うたびに向こうはどんどん大人になっていくのは目に見えていて、そのたびに自分がまだまだ「ちっぽけで、惨めで、コドモ」だと思わされてきた。あくまでも、こちらの「一方的な」解釈ではあるのだが。
男の子というのは、思春期にそういった気持ち(半分は自分勝手な妄想もあるが)を持ちつつ、それを克服しながら少しずつ大人になっていくものだが・・・。
先日、町田市で起きた女子生徒刺殺事件。刺したのはクラスメイトの男子生徒で、被害女生徒とは小学校からのクラスメイトだという。このニュースを連日TVで見るたび、やりきれない気持ちと同時に、何となく彼の気持ちがわかる気がした。それをさしおいても、衝動的、かつ短絡的に殺人に至ってしまうのには、どうにも理解しかねる。これも「教育」のせいなのか、それとも、「時代」のせいなのか・・・。
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