本題にはいる前に。
先日、ある人から「せっかくカメラ変えたんだから、ブログに写真載せないの?」と言われました。が、写真入りのレポートなどはメインサイトで紹介するのでここでは基本的に文字の羅列だけです。ただ、そういって突き放すのも問題になるので、メインサイトへのリンクを左に作りました。写真みたい方は是非こちらからどうぞ。
では本題。
渋谷と横浜を結ぶ東急東横線、その主軸として1969(昭和44)年から走ってきた「東急8000系」が、ついに東横線上から姿を消すことになった。きょうはその「8000系」による「さよなら臨時特急」を運転するイベントがあったのですが、もう乗れない、最後ということで、乗車してきました。5年前ならこんなこと、絶対考えられませんでした・・・。
菊名駅で到着を待ったのだが、ホームには実際に列車がくる20分前にもかかわらずカメラ持った人、人、ひと。さらにホームの先端にはファンらによるカメラの放列がずらり。とても立てる場所など見あたらない。菊名から元住吉まで乗り、特急の追い越しを待つ。その間もホームはファンやイベントを知って集まった人でごった返す。ここからは引き続き渋谷へ向かうのだが、大勢のファンが電車に近づきすぎて危険なためか、あるいはファンサービスなのか、タイフォンを鳴らし、ゆっくり出発していく。ぼくは次の武蔵小杉で下車。
多摩川で、丸子橋からさよなら列車を写真に納めた。ここは意外と穴場だった(^^;ただものすごく寒かったけど。
その後、こんどは横浜駅に舞い戻ったのだが、駅はいよいよ混乱し始めた感じだった。さよなら列車がホームに滑り込む。列車の両端は最後の姿を納める人、ヒト、ひと。ドアが閉まってもまだ撮影は続く。アナウンスで「マナーを守ってください~!」「電車が発車しますので黄色い線まで下がってください」「最後の列車を無事にお見送りください!」という声が駅じゅうに響き渡るが、誰も離れようとしない。ぼくはもうあの位置にはたてないので、遠くから撮影するのみだ。
電車に、まるでアイドルの引退コンサート(引退コンサート、って言うのももはや死語に近い言葉のようにも思うが)みたいに、「ありがと~」「おめでとうございます」というファンの声も。そして誰かが「8000系、お疲れさま!」というと、拍手が起きた。こうしてようやく、列車は無事出発できた。
電鉄のほうもイベントとして企画する以上、入念な警備状況だったらしく、各駅のホームに駅員や警備員を配置したのは当然のこと、さらに沿線の踏切や撮影スポット(住宅地)にも制服来た係員の姿も・・・。msnニュースにも、この運転の様子が取り上げられていたが、写真(渋谷駅)で見る限り、ここまで人が多かったら、さすがに行く気も失せてしまうな。
この一連の出来事を、ファン以外の人の目にはどう映るのだろう?ほとんど狂気の世界(?)としか思えないだろうな。けど、そういってるアンタもその中のひとりになってたでしょ、ってツッコまれたら返す言葉もないのですが。
さらに記念パンフとキーホルダーまで買ったのはいうまでもない。
メインのトップページ写真、今月は当然このさよなら列車です。