郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

悲しい酒

2012年11月07日 | 日記
 喪中はがきが届きました。大学時代の加藤ゼミで一緒の研究テーマで実験をした仲間です。経営工学科は入学時約40人で既に鬼籍の人が多分4、5人居ます。2回生から3回生になるときに10人ほど留年し、前年入学者から3人落ちてきました。就職のときは成績上位者から就職先が割り当てられるので成績の順位が分かる。就職担当准(助)教授が求人先人事部への電話1本で決まった良き時代です。彼は10番以内で次が私であった。私は就職せずに電子工学科に転入する予定であったがうまくいかず、皆がほとんど決まってから遅くに就職活動を始め、彼がサポートしてくれた。50歳前に運悪く彼が勤めた企業の業績が悪くなり、早期退職を余儀なくされたようだった。その後どこに勤めたかは聞けなかったが、まじめな性格がさらにまじめで、控え目になった。彼が悪くないのに自信喪失をしているように傍からは見えた。私は彼のなんの役にも立てなかった。それが悲しいのです。彼に謝りながら酒を飲んでいます。
   11月8日追記
 お悔やみのはがきを出しました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする