僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

虫沢古道をゆく(丹沢高松山)

2024年05月04日 | ぶらぶらする
快晴の続く2024GW2日目。
早起きして丹沢へ出かけるつもりが
まんまと寝坊して
目覚めたら6時半。
まぁいいやゆるっと行ける山へ行こう。
本日の行程は
高松山入口バス停【90m】→高松山【801m】
→シダンゴ山【758m】→寄バス停【280m】
9時35分新松田発西丹沢VC行の
とんでもない満員バスに揺られて
あっという間に高松山入口バス停で下車。

行楽渋滞の中、
あのバスで西丹沢までは苦行過ぎる・・・。
とはいえ高松山で下車したのが1人というのは予想外。

10時高松山バス停【90m】スタートで北上開始。

東名高速をくぐって

蜜柑山を登る。

ちょうど新東名を延伸中のようす。

南側の景色が素晴らしい。

金属製の階段を下って上ってして

工事現場を抜けたころには10時半を過ぎる。

鉄塔から登山道がスタート。

今日はこの電線沿いに上がっていくのかな?

鉄塔に閉じ込められないようきをつけねば・・・。

ビリ堂・高松山の案内板に従って
ゆるゆると上る。
と、油断していたらいきなりヘビ!
驚いて口をついてでた言葉が
「うわ、やっべ!」
・・・
・・・
語彙力がなさ過ぎて恥ずかしくなりました・・・。
長くて縦じま模様だったからシマヘビかな。
11時15分石仏。

顔のない石仏を見ると
ビルマの侵攻をうけたタイの石仏を思い出すな・・・。
日影を歩くと実に涼しくて快適。

標高の案内も親切。

600m案内を過ぎた直後にビリ堂到着。

修験社用の清水が・・・との案内もあったけど
どこかに水場があるのかな。

涼やかな新緑の下をゆるゆると上る。

11時50分
本日初めてのまともな階段。

とはいえ丹沢とは思えないほどの緩やかさ。
標高700mを超えてゆく。

ようやく急登になり九十九折に上ってゆく。
12時破線ルートとの分岐。

新緑のトンネルをくぐると

ドーン!と広がる山頂広場。

高松山【801m】到着。

振り返るとカヤト越しの富士山。

情報量が多すぎてカオス。

広いうえに
西に富士山・南に箱根と

景色も素晴らしいのだが
ベンチ・テーブルが少なすぎて
くつろぐには少々困る。

目を凝らすと相模湾越しに伊豆大島も浮かんでいる。
富士山をまじかにいろんな角度から楽しめるのが
丹沢の魅力の一つだけど
広場からダイレクトにストーンと見えるのは
今のところここ高松山山頂だけだな。
東側も横浜市街まで見えるが

木が多く気持ちよく見えるには至らず。
12時45分新緑のトンネルへ折り返し
破線ルートを使って
シダンゴ山へゴー!

スタートしてものの5分で
太尾山【784m】へ到達。

眺望もなくただの尾根っぽく
あるものと言えば山ヒル忌避の食塩のみ!

まさかこの後もこういうのがいっぱい出てくるのでは。
13時八丁・山北と花女郎道・秦野峠の分岐。

昭文社地図では「花女郎道」と「尾根筋」との十字路
のように書かれているが
実際は十字路ではなく三叉路の連続なので
通行する方はご注意を。
北側斜面を九十九折に下ること5分。

花女郎道と秦野峠の分岐。

どちらに進むか迷いに迷って
尾根筋の秦野峠を選択。

広い尾根だがマークがしっかりついており

養親して進めば問題ないレベル。

もう少し整備して一般道にしちゃえばいいのに。

13時20分西ケ尾【805m】

なにもないのに山頂が続く・・・。
いや、ヒル除け塩があったか笑。

13時25分フトウ山【770m】

今回は本当になにもない。
13時40分丸山
鉄人28号ならぬ鉄塔29号。
ゆるゆる進んだり

壁のような急登を九十九折したり

右手にダルマ山をちょいちょい挟みながら

14時桜丸【817m】

暴れ柳みたいのはあったけど

桜ではなかったな。
なぜ桜丸。。。
右のピークはどこだろう。

左手には伊勢沢の頭かな?

14時15分シダンゴ山と檜岳との三叉路。

ようやく終わりが見えてきた感じ。

まだまだ続く小ピーク。
14時20分細尾山【871m】+ヒル塩!

そして壁のような階段。

この階段を超えると
14時35分ダルマ沢ノ頭【880m】

別名八郎丸というらしい。

ここから道は北に逸れる。

ゆるゆる進んだり

強烈な階段を進んだりして

15時林道。

車で来ることのできるここからの景色が
なにげに一番よかったりする笑。

奥は丹沢山から蛭が岳方面かな。
それではコースに戻ります。

コースに戻るとすぐにシダンゴ山と宮地山の分岐になり

シダンゴ山コースはさらに
男坂と女坂に分かれる。

もちろん男坂の階段を選んでガシガシ上る。
階段を上り詰め
前方が緑に輝き始めると

そこはバオバブの広がるサバンナ

ではなく馬酔木に囲まれたシダンゴ山山頂【758m】

祠あり

馬酔木あり
ヒル対策仕様のベンチありで

1/3程度ながら富士山を見ることもできる
360度のプチパノラマ。

祠でシダンゴの由来も勉強したが
まさか震旦郷→シダンゴとは・・・。

なお震旦とは中国を指す古い言葉で
古代インド語のシナスターナ(支那の地)
から由来するとのこと。

土地の猟師用語か何かとばかり推測していたので
こんな古い由緒とはかなり驚き。
三等三角点を踏みつけて

15時20分最終下山開始。

バスは16時45分なので
コースタイム+20分はいける。

かなり余裕。

下り始めこそ一部で急な斜度もあるが
全体的にはかな緩やか。

15時45分
林道とバス停の分岐。

ここからさらに緩やか。

イノシシ除けのどこでもドアをくぐって
ちゃんとカギを締める。

本日一番の斜度をまっすぐに下る。

これはきつい!
今日1番しんどいルート。
16時トイレ。

水場もあるのでここで汗をぬぐってリフレッシュするとよいでしょう。
途中奇麗なような毒々しいような
妙な花が群生しているので
グーグルレンズ先生で調べると
「シャガ」という花だった。

16時10分市街地へ到達。

なんだか新しく大きな家が多い。

こいのぼりのたなびく大寺橋を渡ると

16時25分寄バス停【290m】到着!

ゆるゆる登山だけあって
疲労も痛みもなく
快適な一日であった。

17時10分新松田駅到着
で明るいうちに帰宅♪
しかしいよいよ行きたい丹沢も少なくなってきた。
雨山峠・ユーシン・檜岳・渋沢丘陵・大野山
あとは都留・山中湖エリアか。
通行止めは解除されるのだろうか・・・。


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