僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

総会屋錦城(城山三郎)

2021年06月03日 | よむ

いや面白い!
城山三郎というと実話ベースの
ノンフィクションに近いところしか書かないもの
とばかり思っていたが
なかなかどうして
ベタベタの経済ドラマも
おてのものじゃない!
何に驚かされるって
発表が昭和30年代前半って!
戦後10年で
すでにこれほどまでの経済活動を行なっていたことにまず驚きだし
なにより
やってることは今もなお変わらない!
まったくと言っていいほど古さを感じないのだ。
物事になにかを重ねてたり
物陰に郷愁を感じたりするあたりの
浪花節な表現は多分に昭和を感じ取ることができるが
「昭和は過ぎにけり」と言えるほどに仕事は変わってはいない。
むしろあぁこういうやついるいる!
と膝を打つことの方が多いのではないか。
1ドル360円の固定為替。
多分に輸出の時代ではあったろうが
先人たちの苦労に頭の下がる思い。
直木賞受賞の表題作を含む短編集。
ショートショートのような一編もあり
城山三郎な器用な一面を垣間見ることができ
実に興味深い一冊。

ベンガル(末広町)

2021年06月03日 | カレーをいただく

ビーフ角切りカレーの辛口・大盛を頂く。

おかげさまでそこまでは辛くない。
肉の塊は甘い!
肉甘い!

煮込まれ過ぎて
ホロッホロのホロでござる。
おじゃがは逆に煮込まれておらず
ピンピンしている。

苦味のあるスパイシー
だけど辛くない。
がうり。
つけあわせのアチャールと素晴らしく合う!