僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

末裔(絲山秋子)

2017年01月14日 | よむ

女流短編小説の中で

以前からトップクラスで気になっていた

絲山秋子女史。

新幹線の待ち時間で

書店に飛び込んでみたが

唯一こちらのタイトルしか見当たらず即買い。

内容的には

ダークファンタジーというか

重松豊的というか

中年男性が

何10年もかけて小さいなりに積み上げてきたものを

スッといとも簡単になかったことにされ

まさにDQ6絶望の町状態。

やや身をつまされる気分になり

ちょと落ち込んでみる。

中途半端に自らの生い立ちを顧みて

ちょっとだけ気持ちに整理がついて

よくわからないうちに前向きになる

というストーリー。

よくわかんないけど

わかったきになってしまう。

なかまのいないRPGをやっている気分。