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僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

獣の奏者(上橋菜穂子)

2016年04月23日 | よむ

なんとまぁ

魅力的な本を次々に生み出すのだろうか。 

守り人シリーズでドはまりしてしまった

上橋ワールドは

この獣の奏者でさらにドップリいってしまった。

上橋菜穂子といえば

2015年「鹿の王」本屋大賞受賞、

綾瀬はるか主演で「守り人」NHK実写化

とまぎれもなく今一番多忙を極める作家さん。

ストーリーが面白いのはもちろん

上橋ワールドの魅力は

登場人物の描き方にあり

全てに人を主人公の外伝を読みたいと思ってしまうほど。

この獣の奏者も本来2巻で完結していたが

続編を望む読者からの反響の大きさに

+2巻、外伝を書き上げたというのだから

まさの上橋ワールドの真骨頂。

アニメ化、

コミック化もされた作品だけど

どちらの闘蛇、王獣も違和感あるなぁ。

やっぱり活字から思いを馳せるのが一番。