僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

涸沢岳(涸沢北穂縦走)

2008年07月20日 | ぶらぶらする

【涸沢ヒュッテ】06:30→09:00【奥穂高山荘】09:20→09:40【涸沢岳】09:40→12:20【南稜テラス】

雨だ。。。

涸沢ヒュッテ裏からザイテンとりつきまで90分。

取りついてから岩稜を登ること60分。

ザイテンてこんなに険しかったっけかな。

まぁそんなこんなでシトシト降りしきる小雨の中ずぶ濡れになりながら奥穂山荘へ。

展望はまったくのゼロ。

Tシャツもビタビタに濡れ寒さで歯がガチガチなる有様。

ここは一つ暖をとり、温まってから行動を、、、

という雰囲気の中、

あえて冷たい牛乳をググッと一気に飲み干し、

動いて寒さをカバーする作戦にうってでる。

小屋の裏手から整った岩道を登り涸沢岳へ。

Photo_4

当然視界ゼロ。

幸い雨がやみ岩場は乾いてきた。

涸沢岳から岩場を垂直に降下し、北穂への稜線に入る。

ここから最低鞍部までの1時間は鎖場が連続し一般道とは思えない厳しさ。

足の踏み場がわからず、

「エッ」

となる登山者も多いんだろうなぁ。

この出だしは後立山の破線ルート、不帰の倹に近いものがある。

小さなピークの連続で体力的にラクなのと、

時間的に短いのが救い。

鞍部から1時間ちょいの岩場をこえると北穂・涸沢との分岐。

10分ほど南稜を下り幕営場へ。

南稜テラスっていうから陽光の燦々と降り注ぐなだらかなテン場を想像したが、

岩場の斜面の両脇にテン場が20ほど点在する長細い登り道のことだった。

がっくし。

雪に埋もれて使えるのは半分程度。

水場もトイレもないとあってかこの日は5張り。

設営後暇をもてあまし1時間ほど雷鳥の親子を眺めてぼんやり過ごす。

それでも暇をもてあまし空身で20分ほど登り

北穂山頂へ。

Photo_5

ビックラなほど雪道。

当然山頂の視界はゼロ。

Photo_6

だだっぴろい山頂だ。

このあと小屋で2時間ほど暇をつぶすが、

途中雨が降りはじめ、

雨の中をテン場までダッシュするはめに。

テン場が遠い場合はちょっとの外出も雨装備しようと思った。