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OPEC事務局長の表明。原油相場は底入れするのか?

2015年01月27日 19時16分03秒 | 日記
 石油輸出国機構(OPEC)のバドリ事務局長がロイターのインタビューに応じて、原油価格の底入れを示唆したようだ。

 昨秋まで1バーレル100ドル台であった原油が、現在は50ドルを割っており正に半値に落ち込んでいる。

 OPECが米国のシェールオイル企業の弱体化を狙って原油減産をせずに、需給のバランスを崩したのが値下がりの原因であると見られている。

 しかし原油輸出国のロシアなどもトバッチリを受け、財政状況の悪化を招いており、ロシアルーブルも安くなっている。

 OPEC諸国も、内情は原油値下がりの影響を受けており、本音は価格を戻したいところであろう。

 しかしOPECのバドリ事務局長の説明を聞いても、筆者には果してOPECに原油価格をコントロールできる実力があるのだろうかと疑問に思っている。ロシアなども価格が上がると判断すると、輸出量を増やす可能性もある。

 最有力国のサウジアラビアが減産に踏み込んでも、今では米国、ロシアなど大きな供給力を持った国々が多くなっている。

 たしかに余りにも価格下落が長期に継続すると、採掘のメンテナンスにも力が入らず、不具合の頻発などで供給力に不足が出る可能性がない訳ではない。

 そういった意味で、採算ぎりぎりが30ドル台ともいわれており、反発はともかく、ぼつぼつ下げ止まりに入る可能性は充分考えられる。

(ロイターより貼り付け)

インタビュー:原油相場底入れか、近く反発も=OPEC事務局長
2015年 01月 27日

[ロンドン 26日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)のバドリ事務局長は26日、原油相場は現在の水準で底入れした可能性があり、近く反発するとの見方を示した。ロイターとのインタビューで述べた。バドリ事務局長が原油の底入れを示唆したのは今回がはじめて。

 また、新規の供給能力に対する投資が低すぎれば、原油価格は将来的に、1バレル=200ドルまで急伸する可能性があるとも述べた。

 事務局長は「原油相場は現在1バレル45━55ドルの水準で推移しており、底入れした可能性がある。極めて近い時期に持ち直すだろう」と述べた。

 またOPECが減産すれば余剰能力となり、投資の減退を招くと指摘。「投資が落ち込めば供給を下押しし、3━4年後には原油が不足する」とし、「投資減退による供給不足が実体化すれば、原油相場は200ドルまで跳ね上がる可能性がある」と述べた。

<「サウジは安定した国」>

 事務局長は、OPEC加盟国・非加盟国が減産を協議する可能性については、目先にはそうした計画はないと明言。「上期末時点の市場を見る必要がある。それまでは具体的な動きはないだろう」と述べた。

 サルマン新国王が即位したサウジアラビアの石油生産方針について問われると、「サウジは安定した国」とし、正常な状況を見込むと述べた。

(貼り付け終わり)