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小野寺防衛相とヘーゲル国防長官の同じ会談中身が、こんなに違う発表内容。

2014年01月05日 13時25分55秒 | 日記
 昨年末に予定されていた、日米の国防長官クラスの電話会談が安倍総理の靖国参拝問題で、延期されていたが、1月4日に実現して会談内容が報じられている。

 勿論詳細は二人だけにしか分からないが、日本側から発表された政府側の見解とワシントン駐在の記者から配信された国防総省の記事を見較べて欲しい。

 両国防長官クラスの会談内容に明確に差異があるのが分る。

 国内発表分は、沖縄普天間基地の辺野古へ移設が承認された事に、ヘーゲル米国防長官が、日本側に謝意を述べたことだけを伝えている。

 一方の米国国防総省の発表文では、日本が「周辺国との関係改善」に取り組む重要性を強調した事が明記されている。

 我々はこういう情報操作に注意しなければならない。

 あくまで両者の立場の発表を比較して読める事が重要であり、日本政府の発表だけを読んでいると、アメリカが安倍総理の靖国参拝問題には、ヘーゲル長官は関心がないように誤解してしまう。

 しかしワシントン発の記事では、当然のように日中韓の周辺国の関係改善をする事に、主体を置いているのだ。

 読者の皆様も、二つの記事を読み比べてください。下に貼り付けておきます。
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共同通信社の 国内向けと思われる配信記事

日米防衛相が電話会談=年末から延期

 小野寺五典防衛相は4日夜、ヘーゲル米国防長官と電話会談した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古に移設するための沿岸部の埋め立てを仲井真弘多沖縄県知事が承認したことについて、ヘーゲル長官がこの間の日本政府の取り組みに謝意を表明。防衛相は、沖縄の基地負担軽減に向け、米海兵隊の新型輸送機オスプレイ訓練の県外移転などに取り組む考えを伝えた。
 電話会談は昨年12月27日に予定されていたが、米側の申し入れで中止となった。防衛省内では、安倍晋三首相が同26日に靖国神社を参拝したことが影響したとの見方が出ていた。 (2014/01/05-01:10)

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東京新聞に掲載されているワシントン共同発の記事

日本に中韓との関係改善求める 米国防長官

2014年1月5日 09時16分
 【ワシントン共同】ヘーゲル米国防長官は4日の小野寺防衛相との電話会談で、日本が「周辺国との関係改善」に取り組む重要性を強調した。国防総省が明らかにした。安倍首相の靖国神社参拝に対する中国、韓国の反発を踏まえた発言とみられる。

 首相の靖国参拝について米国は「失望」を表明する国務省報道官らの声明を発表しているが閣僚の直接的な反応が示されるのは初めて。

 ヘーゲル氏は、地域の平和と安定という共通目標のため、日本が近隣諸国との関係改善に方策を講じることが重要と指摘。日米間の継続的な議論にも期待を示した。

(以上で貼り付け終わり)