鉄ちんちんの気まぐれ紀行

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幻の国鉄色「特急北越」の巻

2012年08月03日 | JR信越本線
梅雨が明け、天気が安定してくると、ついついリベンジを考えてしまう。このところ手応えのない撮影が続いている。
地方では、お盆休みの臨時運用で、国鉄色の列車が走る情報を入手しているが、先のことまで考えてはいられない。情報によると、日常的に定期運用として485系国鉄色が使用されている特急列車は,特急「いなほ(新潟ー秋田)」と特急「北越(金沢ー新潟)」。そうなると活動範囲内のターゲットは「北越」ということになるが、両列車共、上沼垂色(新潟センター)が中心で、国鉄色の運用は、1日に1編成だけのようである。しかもその日の運行状況はわからない。運が良ければゲットできる。撮影地は、久しぶりに青海川を選んだ。
青海川は、今から7~8年前に訪れた以来である。深夜の北陸道を飛ばして、めざすは柏崎手前の米山IC。まずは米山の名撮影地。下り列車の撮影に適している。特急「北越1号」の通過時刻は、8時50分頃。何とか間に合い、スタンバイをして待つこと15分。高台からの撮影のため、遠くからやって来る列車の様子がわかる。



残念ながら、上沼垂色ですが、個人的には好きな塗色です。日本海に合うと思いませんか。      米山ー笠島

しばらくすると、快速「くびき野3号」がやってきました。特急「北越」と同様に485系車両で運行しています。



現役の485系車両も貴重な存在です。関西では、終焉を迎えてしまった特急「雷鳥」が最期の列車でした。国鉄色なら文句なし。

特急「北越2号」の撮影時刻が近づいてきたので、上り列車に適した場所に移動します。



今度こそ国鉄色を期待したのですが、上沼垂色(新潟色)です。                       米山ー笠島

特急「北越3号」「北越4号」まで時間があるので、青海川の駅で撮影します。久しぶりにやってきました。数年前の地震による土砂崩れで、駅が埋まってしまいましたが、今は新しく生まれ変わりました。



「日本海に一番近い駅」として有名で、ドラマや18切符のポスターでも使われています。        青海川



青海川俯瞰撮影。   特急「北越3号」「北越4号」共に485系リニューアル車でした。



夕暮れが迫っています。この辺りは冬の荒々しい日本海も似合うと思います。                   青海川ー鯨波

本日の特急「北越」は、あと2本。国鉄色の特急「北越」には出会えませんでしたが、いずれも暗くなってからの時刻なので諦めます。本日は夜の運用なのかもしれません。明日のリベンジを誓って、本日の締めくくりは特急「トワイライトエクスプレス」で撤収とします。                             



日本海の夕日をバックに走る札幌行特急「トワイライトエクスプレス」。                        青海川ー鯨波

翌日も無理をせず、ほぼ同じポイントで国鉄色の特急「北越」を待ちました。昨日は、夕刻までの撮影可能な時間帯に出会うことがなかっただけに期待が持てます。撮影地には、同業者のカメラマンがちらちらと。これはもしかして、との思いがよぎります。しかしやってきたのは~~



485系リニューアル車です。                               米山ー笠島



リニューアル車が続きます。電線がかぶってしまいました。             青海川ー鯨波



上沼垂色の「北越」です。



海の輝きが増してきました。いよいよ限界です。この上沼垂色を最後に帰らなくてはなりません。仕方なく撤収です。夜中の帰宅を覚悟に本日の撮影は終了です。残念ながら国鉄色の485系に出会うことができず、幻で終わってしまいましたが、好きな「北越」を存分に撮影できたので、悔いのない撮影の旅となりました。

余談ですが、愛車のパンク修理に時間を費やしてしまったので、恒例の温泉は今回は無しとし、ひたすら北陸道で帰路に向かいました。
宿泊では料理がおいしかった。しかし地元では有名らしき「さばサンド」は、口に合いませんでした。







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